Olivet cendré
Salut! Comment ça va?
どうも、シェフです。
今日は、ジャンヌダルクで有名なオルレアンから届いた、サンドレを。
葡萄の枝の灰をまぶした、牛のミルクのフロマージュ。
Olivet cendré
オリヴェ サンドレ
塩味はまろやかで、見た目の印象よりも、ぐっと親しみやすい白カビチーズだ。
剪定した葡萄の枝を燃やしてできる灰をまぶした、オリヴェのサンドレ。
身質は、ムチッとなめらかで驚くほどミルキー。
マッシュルームを思わせる香りに混じって、クローバーの若葉、レンゲの花の香りも。
このやさしさ、きっとみんなも気に入ると思うよ。
もとは、カマンベールサイズの白カビチーズ。
それを、保存のためにたっぷりの灰をかぶせて熟成させたのが始まりだとか。
木の箱の中で ふかふかサラサラの葡萄の枝の灰にどかっと大胆に埋め込むんだ。
かつては葡萄栽培に関わる労働者をねぎらうために振舞われていた記録が残る。
チーズは貴重なたんぱく源。
美味しくて栄養満点。癒されて元気になる。そんなまったりした余韻を楽しむ日常も、またいいんだよね。
葡萄の木が春に向けて目覚めるこの季節、畑の仕事もぐっと増えてくる。冬の間に行った剪定状況や、もちろん芽吹いてくるのは葡萄だけじゃなく、他の草花や虫たちも活動が活発になる。まさに 気の抜けない日々の始まりなんだ。
葡萄畑で働いている人々に想いを馳せながら、この灰まぶしのオリヴェを
これまた葡萄由来の蒸留酒と共に、ふくよかな時間を過ごす。(→Eau de vie)
春の風を感じた夜に、フランスをこんなにも身近に感じられる贅沢、他にないよね。
(熟成させて食べごろに。楽しくて仕方ないマニアックな世界へようこそ → blog)
NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
フランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を
chef
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Bistro Tableau Noir(←ホームページ)