Pyramide cendré

Salut! Comment ça va?
どうも、シェフです。

今日は、ゆっくり時間をかけて付き合ってみたくなる。そんな fromage の話。

フランス南西部、
ピレネー山脈を望む、美味しさの宝庫 Midi-pyrénées(ミディピレネ地方)。
この地には、ちょっと変わった形の、
見た目も驚きな chèvre(シェーヴル)があるんだ。


台形、というか ピラミッドの頂点を水平に切り取ったその形。
そして、cendré(サンドレ)は、灰をまぶした、って意味。

爽やか で ナッティ

一見、相反するこの味わいが共存する、Midi-pyrénées の山羊チーズ。
 
Pyramide cendré
ピラミッド サンドレ
Pyramide cendré

cendré(サンドレ)って、ディズニー映画の あの お姫様もこの名前。
サンドレ姫って、この言葉からきてるんだ。
灰を被ったようなお姫様ってすごいネーミングだけど、
みすぼらしいって設定なわけだから、あぁなるほどって思うよね。

「へぇ~!」が増えると、フランス料理が身近に感じられるじゃない。
微力ながら一助になれれば。



熟成のときに木炭の灰をまぶすことで、
特有の酸を和らげ、また、その灰は水分調節も担う。

見た目は無骨な黒いかたまり。
それを裏切る、ドキッとするほどの純白な断面。
口に含んだ瞬間はシェーヴルらしい酸味と、ミルク感。
味わうごとに、ねっとりとほっこりと、
いつまでもその余韻に浸りたくなる、そんなフロマージュ。


 
 
爽やか で ナッティ

一見、相反するこの味わいが共存する、Midi-pyrénéesの山羊チーズ。

ゆっくりと春を迎えていくこの季節、時間をかけて付き合ってみたくなる。
そんな気持ち、わかってもらえるんじゃないかな。

(熟成させて食べごろに。楽しくて仕方ないマニアックな世界へようこそ  blog




NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
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