熱々!牛モツグラタン Tripes gratinées


ミノ・ハチノス・ギアラのグラタン
Tripes gratinées
トリップ・グラティネ

Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

少し緩んだ寒さも、来週からグッ👍と寒くなる予報だね。ビストロは冬の湯気がよく似合う。リヨン料理と厳選ボジョレで心温まる美味しい時間をお過ごしください。

そんな雪がちらつく真冬でも、大衆的なレストランが時間を問わず賑わうリヨンの街。それこそ午前中(!)から、もうワインをテーブルに置いて、頬も鼻も少し赤らんで上機嫌。仲間でワイワイと楽しそう。リヨンの美食は人々の生活そのものなんだ。Mâchon(マション

通りに出ている黒板メニューには、パリでは決してお目にかかれない、これぞリヨンという名物料理がずらりと並んでいる。黒板を眺めるだけで思わずニヤケちゃう伝統料理が目白押し。じっくり見てると、やっぱり内臓料理の多いこと多いこと。

作る手間はかかるけど、比較的安価で栄養満点。いっぱい美味しいもの食べてほしいっていう店主の愛情の表れなんだね。メール・リヨネーズ

今日紹介する料理も、エスプリ溢れる内臓料理。
冬のビストロで、リヨンの美食を味わい尽くせ!

Tripes gratinées
( トリップ オ グラタン )
トリップ・グラティネ


tripes(トリップ)は、牛や羊などの胃や腸をひっくるめた総称。

数種のトリップをじっくり煮込んで、柔らかくしつつ、
その秘めるうま味を極限まで引き出してやる。
数時間、手間と愛情を掛けた分、まろやかでふくよかな香り漂うトリップに。
仕上げは、レモンのゼストと ザクザクのパン粉を振ってオーヴン焼きに。

食感の多様さ、重なり合う香りがたまらない。


内臓(モツ)料理はビストロの真骨頂だ。
モツは、フランス語で、abats(アバ)と呼ばれ、宝石の原石みたいな存在。丁寧に磨けば、どこまでも光り輝く(美味しくなる)可能性を秘めてる。キュイジニエにとって追求したくなる、まさに腕が鳴る大切な素材なんだ。


成功へと導くポイントは、鮮度と下処理。
状態を見極めて、特有の香りを、臭みに変えるか、旨みに変えるか。ビストロ料理として受け継がれてきたすべての技を駆使して、優しくも力強く、個性を発揮しつつ全体が調和して、この幸せな食感と香りをつくりあげる。


トリップ・グラティネと、ボジョレワイン。
このふたつが揃うってことは、Lyon夜が美味しい時間に包まれることと同義だね。
冬のビストロへ、ぜひ とびっきりの笑顔でお過ごしください。


(リヨン料理とボジョレワインが究極のマリアージュを奏でる訳 ⇒blog



NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef



2/1(土)から、12周年感謝祭!
ボトルワインをお得にお楽しみください。
ご来店お待ちしています!




---------------------------------------
Bistro Tableau Noir(←ホームページ)