家でタブロ キッシュをつくろう!2 



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フランスの味を紹介する新シリーズ、「レシピブログ・家でタブロ」

「キッシュをつくろう!」 

大まかな流れ。
生地をつくる。→生地を休ませる。→生地の空焼き。生地に具を流し入れて、焼く。完成。

今日は生地の空焼きだ!

さぁ、伸ばしていくよ~。

麺棒の使い方も改めて説明できるといいんだけど…。

まずはやってみよう!台にも、生地の上面にも、
かるく打ち粉(強力粉)をしておく。麺棒にも。

伸ばしながら、円形になるように、
麺棒を2~3回転がしては、生地を持ち上げて少しずつ回転させる。

生地を回転させるのは、きれいな円形に伸ばすため、
それと、台にくっつきにくくするため。
もし、くっつきかけてたら、打ち粉だ。

台にくっついたままだと、破れるというより、伸びない。

慣れないうちは、打ち粉多めでもいいから、
台と麺棒に粉を付けつつ伸ばそう!

使うタルト型をそばに置いておくと、
どのくらいの大きさまで伸ばすのか、わかりやすい。
2~3㎜の厚さで出来るだけ均一に伸ばす。

タルト型にふわっと載せる。

手で待ちあげると破れちゃうから、
麺棒に巻きつけるように持ち上げるとやりやすい。


まずは底の角に、
指で生地を押し付けていく。
角をピシッと決めることは結構重要だからね。


次に側面。
ここも指で沿わせていくんだけど、ゆる目でいい。
理由は次の写真の後半で。

底と側面、生地を型に沿わせたら
周りの生地をカットする。

生地をカットするのは、簡単。
麺棒を転がせばいいだけ。


さて、ここで。

写真でわかるかな?
型の側面、波打ってるところの生地は、若干厚めでしょ?
だぶついてる感じ。
このだぶついてる生地を指で左右から挟んで
つまむように、淵に沿わせるように持ち上げていく。
型の高さから2㎜くらい顔を出すように。

焼き上がりがどうしても少し縮むから、この作業、忘れないでね。



今回は「パンセ」は省略します。
意味わかんない!って思った人は、スルーして次に行こう!
(また今度説明するけど、作り方を盛り込み過ぎると
複雑すぎて家で出来なくなると思うから) 


「ピケ」する。
焼いてる間に、生地が膨れ上がらないように、蒸気穴を開けるってこと。

型に敷く前(伸ばしてすぐ)でもいいんだけど、
破いちゃう危険があるから、このタイミングがおすすめ。

フォークでしっかり刺す。端のほうまで忘れずに。
表面だけじゃなく、型にカツって当たるまでね。

もし、フォークに生地がくっつくようなら、
フォークに強力粉を付けつつやってね。

ここまでの作業でバターが(製作者も)ダレてきちゃってるから、
ここで、冷蔵庫に入れて少し休ませよう。
30分くらい。


ここで、ちょっと一息ティーブレイク。

余った生地の使いかたを決めかねてる人は、
この間に焼いちゃおう!

薄く霧吹きで水を吹きかけて、
砂糖をたっぷりまぶして180℃オーヴンへ。
10分くらいで焼き上がりだ。
続き、いくよ!!

アルミ箔に重しをのせて180℃20分

重しは専用のアルミの石でもいいけど
小豆でも、米でも何でもいいからね。

重しをのせて180℃20分
焼けてきた~!
オーブンによって変わるから、目でも確認。

淵に色が付いてきてるでしょ。これも目安のひとつだ。

これくらい色がついてきたら、アルミ箔ごと重しをはずして、
さらに、180℃10分

重しの載ってた底面にも、焼き色がつくまで空焼きだ。


焼けたら、卵黄をはけで薄く塗り、
180℃で1分。

卵黄を乾かすイメージ。

次に載せる具の水分が生地に浸みるのを防ぐため。
がんばったね。
文字にするとわかったけど、ポイントがたっぷり。(…これでもまだ書き足りないくらい)

でも、やってみると、案外簡単。

初めてつくる人は、読み込んでイメージ組み立ててからやってみよう。
サクサクの、理想な土台が焼っき上がるぞぉ!






ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

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