家でタブロ グリーンサラダ



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フランスの味を紹介する新シリーズ、「レシピブログ・家でタブロ」
今日は、グリーンサラダ。

Salade verte

レストランで食べるサラダっておいしいでしょ?

ドレッシングをうすーく纏って、すべての葉が生き生きと艶めいて。
瑞々しくて、しゃっきり。野菜の味がちゃんとする。
あの美味しさにはどんな秘密が?家サラダと何が違うんだろう?
いまから、じっくり、解き明かそう!


まず、
家サラダがレストランの味にならない理由はふたつ。
水切りが十分でないことと、濃厚すぎるドレッシングをかけること。

逆に言うと、水切りが十分じゃないサラダが食卓に並ぶことを見越して、市販のドレッシングは濃厚なんだ、とも言えそうだけど、この話は置いといて。


せっかく、ドレッシングの作り方を覚えたからには、
ちゃんと、野菜の味を楽しめる、「美味しいサラダ」作っちゃおう!
サラダの作り方なんて、あまり意識したことなかったでしょ?
ここにもちゃんとコツかあるからね。


まず、サラダの作り方。
①葉野菜を流水でよく洗って、適宜ちぎり、冷水にさらす。
②パリッとしたら、水切り。(レストランだとこの状態で冷蔵庫で出番待ち)
③ボールに入れて、軽く塩・胡椒で下味。
④ドレッシングを少量かけて、よく混ぜ合わせる。(葉に絡む最少量でいいよ)

丁寧に説明していこう。

①葉野菜を流水でよく洗って、適宜ちぎり、冷水にさらす。
もちろん、汚れを落とすため。生で食べるから、特に念入りに。

実はちぎり方にもポイントがあって、
紙を裂くように引きちぎるのはNG。
断面が大きくなるから、冷水にさらしてるときに味がみんな流れ出ちゃう。傷むのもはやくなる。

だから、ちぎる。(笑)言葉じゃ説明できないね。わかるかな?

冷水にさらす。これからの季節、水道の水の温度もかなりぬるいから、出来れば氷水で。10分もすれば、パリッパリに元気な葉になるからね。

②パリッとしたら、水切り。
冷水にさらしてる間にも、ボールの底に泥や砂が沈んでることがある。
いきなり水を捨てないで、葉をそっと両手ですくい取るように、とり出そう。

そうしたら、水切り。
ハンドルの付いた、サラダ水切りがあれば最高だね。脱水機みたいな。
くれぐれも、回しすぎて葉を傷めないように。やさしく、回す。
脱水機(サラダ水切り)がなければボールに葉を入れてザルをかぶせて、逆さにしてふりふり。結構悪くない。

③ボールに入れて、軽く塩・胡椒で下味。
薄くていいから、必ず、塩・胡椒。この下味があるとないとじゃ大違い。

④ドレッシングを少量かけて、よく混ぜ合わせる。
ドレッシングの正しい使い方は、その名の通り、野菜にドレスを着せるイメージ。
素材をより魅力的にするため、美味しさをより際立たせるために使う。
ドレスが目立ってはいけない。
この工程は、美味しいサラダの「キモ」なので、写真付きで解説!


パリッとさせた葉野菜に
塩・胡椒で下味。


ドレッシングを回しかけて、かるく揉むように混ぜる。

感覚的には、
すこし、葉にダメージを与えるイメージで。

冷水にさらして、パリッとさせてから、
塩と酢と手の圧力でわずかにしんなりさせる。

この工程を確実に経ることで
漬物じゃない、フレッシュさを保ちながら、
味ののったサラダが出来上がるんだ。


だから、手で混ぜたい。
トングやお箸じゃ、微妙な感覚がわからない。

それと、ボールについてるドレッシングにも注目だ。

上の写真と比べて、
すべて葉野菜に絡んで、ほぼなくなったでしょ。
これくらいがちょうどいいドレッシングの量だ。


Salade verte


ドレッシングをうすーく纏って、すべての葉が生き生きと艶めいて。
瑞々しくて、しゃっきり。野菜の味がちゃんとする。
美味しいサラダ作りのコツ、分かったかな。

これで今日からみんなもサラダ名人だ!










ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

chef





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