Cuisses de grenouille à la meunière



Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

今日は、「ボジョレ・ヌーヴォの秋祭り」の主役のご紹介。
( blog ← 詳細はクリックしてご覧ください)

リヨン名物、キュイス・ド・グルヌイユのムニエル
grenouille グルヌイユ 
カエル🐸。 カエルのもも肉。

フランス人はカエル野郎だなんておしゃれなニックネームをつけられたりするけど、真実だから仕方ない。
本当にカエルが大好きなんだ。特にリヨンっ子にはカエルラヴァーが多いんじゃないかな。

ドンブのカエルって聞いたことあるでしょ?
リヨンの北東に広がるドンブは、地図で見てもらえばわかるんだけど、

(ぐーぐるまっぷで Dombes を入力してみてね。水玉ばっかりの地図が出てくるはず。その左下がすぐリヨンだね。)

すごい池の数!そう。このドンブ湿地帯から、海から離れた美食の都に水産物を供給してたんだね。
現在は保全のため、捕獲は制限されてるみたいだけど、
絹織物で栄えてた時代から、カエルはご馳走の象徴。
そしていまでも 高級食材として、ビストロでは垂涎の的だ。

いろんな調理法があるけど、やっぱり定番が一番落ち着くし、美味しいよね。

シンプルにグルヌイユを味わうには、これが一番。
小麦粉を薄くはたいて、ムニエルに。
たっぷりのバターで揚げ焼きにするイメージだ。
カリっと香ばしく焼けたら、そのままでも十分美味しいんだけど、
バター・ニンニク・パセリでつくる、香り高いソースをたっぷり絡めて・・・⤴⤴
Bon appétit! ボナペティ!


Cuisses de grenouille à la meunière
( キュイス ド グルヌイユ アラ ムニエール )
リヨン名物 カエルもも肉のムニエル
Cuisses de grenouille à la meunière


ぎゅーっとレモンを絞って、豪快に手づかみで。
これは、ナイフ・フォークで気取って食べる料理じゃないんだ。
指がベタベタになっても気にしない、気にしない。細い骨をしごく様に、とにかく貪り食べる。
紳士淑女が、両手でカエルの足を持ってニコニコしながら食べるんだ。
みんな指をベタベタにして。これがリヨンの最高の夜。

たまんないと思わない?いいよね。美味しいものに目がない、リヨンならではの光景。

香ばしさと、芳醇な香り。ジューシーな旨味と、濃厚でいて爽やか。
鼻から抜ける香りと、柔らかな肉質にバターソースが絡んで…。
そこに、ボジョレの新酒が追いかけて、またため息。
想像しただけで、喉が鳴ってきたよ。

そして、食べ終わってもご馳走が。お皿に残ったソースをバゲットでソセするのも魅力的♡( saucer → blog )
最後までとことん手づかみで、どうぞきれいに味わいください。


とことんリヨンの民になりきって、カエルを食べて、ボジョレの新酒と味わい尽くす。
ん~~、なんて最高な夜なんだ!


※2023.11.16(木)~12.3(日)の、
カエル祭り!(← じゃなくて、)







NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef




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