家でタブロ マセドワンサラダ
新シリーズ、「レシピブログ・家でタブロ」
今回は給食にも登場するくらいメジャーなサラダを。「マセドワンサラダ」
どんなサラダを思い浮かべたかな?
角切り温野菜のマヨネーズ和え?具沢山のポテトサラダ?
いいね。案外悪くない。
まずは、なんとなくのイメージを、はっきりさせていこう。
macédoine (マセドワン/マセドワーヌ)
今日やってみる野菜の切り方を、マセドワンっていうんだ。
だから、厨房では「マセドワンに切っといて。」って指示が飛ぶことも。
一方で、この語には寄せ集めたって意味もある。
複雑な歴史から、いまでは多種多様な民族が暮らしてる
アレクサンダー大王のマケドニア王国からきた言葉、とも言われている。
そう。このサラダは、
ピシッ!っとマセドワンに切り揃えられた数種の野菜が、ごちゃまぜに混ざり合って、
ソース・マヨネーズを纏っていい味を出すサラダって訳だ。
Macédoine |
じゃぁ、いくよ!
今回は分量はなし。バランスもお好みで。使う野菜に決まりはない。
じゃが芋
蕪
人参
いんげん
胡瓜
セロリ
ソース・マヨネーズ(→blog)
黒胡椒 少々
塩 適宜
切り揃えた野菜を茹でて、ソース・マヨネーズで和える。
いたってシンプル。
僕の中で欠かせないのは芋・蕪・人参。マセドワン3兄弟。
グリーンピースやカボチャ、ズッキーニ、パプリカ、りんごやオレンジを混ぜても美味しそうだ。
解説
①切る
揃えたすべての野菜をマセドワン(9㎜角のサイコロ形)に切る。丁寧にね。
1㎝角って言われることが多いんだけど、 仕上がって口に入れたときに、 ちょっと野暮ったくなるんだ。 僕はカチッと9㎜角で統一。 |
同じく9㎜角の、胡瓜とセロリ 今日は、シャキッとした歯ごたえ重視で 軽く塩をあてることにしたよ。 もちろん、さっと茹でてもOK |
②野菜を茹でる
塩湯で茹でる時、
よく、根菜は水からって聞くでしょ?
それは、大きな塊のときね。(どこかで説明するね。)
今日みたいに小さく切った根菜を茹でるときは、むしろ沸騰湯から。
お湯は入れ替えなくていいから、野菜はひと種類ずつ丁寧に茹でよう。
例えばじゃが芋は、ぐらぐら沸かさないで、静かに茹でるのがベター。
おでんの鍋の状態と、ふつふつ沸騰してる状態の間くらいかな。
これで、せっかく切り添えたのに、角がすぐ煮崩れちゃうってことはなくなる。
人参だって、小さいからゆで上がるのは結構早いよ。
蕪なんて20秒くらいだ。
茹であがったかどうかは、食べてみる。間違いないでしょ。
茹であがった野菜は水にとらないで、ザルにそっとあける。
すべてに必ず塩をうすくあてることを忘れないで。熱いうちに。
③具材がすべて揃ったら、冷ましてマヨネーズと和えよう。
味を見て、塩胡椒を追加して、盛り付けだ。
Macédoine ソースマヨネーズをお皿にもたっぷり敷いて、 挽きたての黒胡椒で香り高く。 |
野菜をがっつりたっぷり摂取できるどこか懐かしい優れもの。
マセドワンサラダ。
切り揃えることの大切さを改めて実感させてくれる。
基本はなによりも大事だ。