家でタブロ ルー



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新シリーズ、「レシピブログ・家でタブロ」

みんなの期待にお応えして、「本気のホテルカレー」。

今日が最終日。
まだあるの?って感じでしょ。弱音を吐くのはまだ早い。
大仕事にかかるよ!楽しみだね。(Sっ気があるのかな?へっへっへ。)

読んじゃったら、外出してる暇なんてないよ。
なんたって、4日連続更新
すべて、このカレーを作るためのブログ。
無謀とも言える、前代未聞な挑戦状⁉
今からしっかり頭に叩き込んで、GWを楽しもう!




ルーって聞いたことある?
英単語を散りばめるあの人じゃぁない。
その話は置いといて、ルーって、ちょっと誤解されてて、
日本では馴染み深い、溶かせばカレーになる優れもの、
それが、ルーだと思ってるかな。
あれは 「ルー」 にカレー粉や出汁を加えたもの。


もともと、【 roux 】 ルー は、
小麦粉を油脂で炒めたソースのつなぎ。カレー粉はここには登場しない。
フランス料理も時代とともに変化して、現代では軽い味わいのソースが好まれるようになったけど、
100年前のフランスでは、ルーを使ったぼてっと重たいソースが主流だったんだ。

例えば、
ベシャメルソースでつくる、グラタンやクリームコロッケには、色を付けないで白く仕上げたルー(roux blanc)を使う。この白いルーを牛乳でのばして炊き上げればみんなのイメージするホワイトソースだね。

ドミグラスソースには時間をかけて茶色くなるまで炒めたルー(roux brun)を使う。
といった具合だ。なんとなくイメージできるかな?


で、本気のカレーにはその、roux brun 茶色いルーを使う。
っていうかそれを今からつくらなきゃ。誰もつくってはくれないぞ!
難しくはない。ただ時間が・・・。

ここまできたら逃げられない。やるのみだ!


〈ルー〉本気のカレー10人分
薄力粉  80g
サラダ油 55g

①鍋に油を入れて、薄力粉をふるって加える。失敗しないために、鍋の中で粉と油をよく混ぜてから火をつけよう(中弱火)。

②へらで絶えず鍋底をこする。8の字を描くと全体を混ぜやすい。

③熱してると粉の水分が沸いてくる。ねっとりした状態からゾボゾボっとした状態に変わってくる。弱火にしてね。

④弱火で8の字を描いてると、だんだんとさらっとしてくる。
粉にしっかり火が入った証。(ここで止めると(roux blanc)白いルーだ。)

⑤根気よく続けてると、少しずつ色が付いてくる。

持ち上げると、かなりさらさら。
鍋とルーはかなりの高温だから火傷に気を付けてね。

⑥火加減にもよるけど、この量ならば30分かからないくらいで理想の色になるよ。慌てて火加減を強めると焦げ臭くなるから、あせらず、じっくりと。


茶色いルーの完成。
当然、カレーの香りはしない。
粉と油だからね。


本気のホテルカレーの材料の説明、
4日連続更新で、全部やりきったね。
確認しよっか。

10人分

〈あめ色玉葱〉    200g(玉葱薄切り800gをあめ色に炒めたもの)

生姜               20g(みじん切り)
にんにく            10g(みじん切り)
サラダ油  大さじ1  

豆板醤 4g(小さじ1/2くらい)(これで、大人にとってはちょうどいい辛さ)
カレー粉 30g

〈フォンドヴォライユ〉(鶏ガラと香味野菜のスープ)2L
無塩トマトジュース 700g(ペットボトル1本)

塩 10g~(加減してください)
胡椒 少々
ウスターソース 50g
りんご 1個(皮ごとすりおろす)
はちみつ 20g

〈ルー〉
薄力粉  80g
サラダ油 55g

鶏もも肉 700g(正肉3枚)
塩 7g
胡椒 少々
カレー粉 10g
サラダ油 大1


本気のホテルカレー
ここまで読んだら、やるしかない!?


Allez Cuisine et Bon Appétit !





ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

chef


フランスって美味しい!
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