家でタブロ 本気のホテルカレー



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フランスの味を紹介する新シリーズ、「レシピブログ・家でタブロ」

今回はみんなの期待にお応えして、
フランス料理じゃないけれど番外編、「本気のホテルカレー」に挑戦だ!

あまりの美味しさにスプーンを落としちゃう!
、かもしれない本気のホテルカレー‼
家で作りやすいようにアレンジしてるとはいえ、本気のカレーだからね、長いよ。


さぁ、いくよ!
「家でタブロ・番外編」、スタート!


本気のホテルカレー
これが家で つくれちゃう!

もう、やるしかないでしょ。


10人分

〈あめ色玉葱〉    200g(玉葱薄切り800gをあめ色に炒めたもの)

生姜               20g(みじん切り)
にんにく            10g(みじん切り)
サラダ油  大さじ1  

豆板醤 4g(小さじ1/2くらい)(これで、大人にとってはちょうどいい辛さ)
カレー粉 30g

〈フォンドヴォライユ〉(鶏ガラと香味野菜のスープ)2L
無塩トマトジュース 700g(ペットボトル1本)

塩 10g~(加減してください)
胡椒 少々
ウスターソース 50g
りんご 1個(皮ごとすりおろす)
はちみつ 20g

〈ルー〉
薄力粉  80g
サラダ油 55g

鶏もも肉 700g(正肉3枚)
塩 7g
胡椒 少々
カレー粉 10g
サラダ油 大さじ1


いいでしょ。特殊な材料が何もない。
でも手間と時間はとことんかかる!がんばろう!


〈 〉の材料の作り方は、
〈あめ色玉ねぎ〉(←)

〈フォン・ド・ヴォライユ〉(←)

〈ルー〉(←)
薄力粉と油をゆっくり炒める

概要
①鶏もも肉をソテして、
②スープで煮る。とり出す。(トリをトリ出す)
③生姜にんにく豆板醤を炒めて、あめ色玉葱を加える。
④カレー粉を加え炒める。
⑤煮ていく。(スープ、トマトジュース、ウスターソース、りんご、はちみつ)
⑥沸かしてアクと油をとる。
⑦1時間弱火で煮る。
⑧ルーを加えてさらに1時間。
⑨とろみ、隠し味。
⑩一晩寝かせる。おやすみ~。
⑪②の鶏肉を戻して仕上げ。いただきま~す!


丁寧な作り方。

①鶏もも肉を2㎝角に切る。塩胡椒カレー粉をまぶして、フライパンで皮から焼く。中心まで火は入れなくていいから香ばしい焼き目をつける感じで。

②優しく沸かせたフォンドヴォライユ2Lに、①を入れて煮る。ぎりぎり沸騰を保つ弱火で約5分煮たら、鶏肉をトリ出す。
目安は、竹串でスッと刺さるくらい。ほんとになんの抵抗も感じなくなるから、そのタイミング。明日食べたときに驚く初めての美味しさ。パサパサとはまったくの無縁で、なんてやわらかくて、なんてジューシーなの!ってなっちゃうから。
乾燥しないようにラップフィルムで覆っておく。(つまみ食いは厳禁で!)
この鶏肉は、明日の仕上げまで冷蔵庫で。


③10人分を煮込める大きな鍋で、生姜にんにくを油で焦がさないように炒めて(極弱火)、さらに豆板醤を加え炒める。香りがたってきたら、あめ色玉葱を加え混ぜ合わせる。

④カレー粉を加え、中弱火にしてよく炒める。

⑤この鍋へ、②の鶏肉を煮たスープと、トマトジュース、ウスターソース、すりおろしたりんご、はちみつを加える。(あの歌(りんごとはちみつこいをした~っ)を歌いながら加えると気分が盛り上がる!いやいやほんとだって。)
塩はここでまず約半量の5g。沸騰するまで焦げやすいので鍋底から混ぜ続けてね。

⑥沸騰したらアクと油をとり除く。お玉2杯分くらい出てくるから、しっかり丁寧に。仕上がりが格段に変わるよ。「あのカレー」を目指して美味しさ積み重ねていこう。

⑦弱火で1時間。ぎりぎり沸騰してるくらい(液体の中央がフワーと動いてるくらい)の火加減を保って。ときおり混ぜる。(焦げてないかチェックね。)

⑧ルーを加える。同じ火加減でさらに1時間。ここから、とろみがついて焦げやすさがUPするから要注意。出来るならばずっと付きっきり。愛情込めて。
グツグツ煮る必要はないからね。キッチンが飛び跳ねたカレーだらけで汚れちゃうのは嫌でしょ?。静かに冷静に、でも熱い情熱で煮ていくよ!

⑨1時間たって、とろみを見て煮詰まり過ぎてたら、水でのばせば大丈夫。カレーにはみんな、好みのとろみあるでしょ?ドロドロがいいか、サラッとがいいか。で、残りの塩(5gくらいかな)で味を調えて、とりあえず完成だ。
(ここで板チョコ4かけくらいと、エスプレッソ2杯(インスタントコーヒー粉大さじ1でも)を加えると深みが出て、より「あのカレー」になるんだ。)

⑩でもまだ食べられない。
えー!なんでー!
よく聞くでしょ?一晩寝かせたカレーが美味しいって。
すべての味、うまみ、香りがまだ尖ってるんだ。できれば我慢してほしいところ。

⑪おまたせ。翌日になったから仕上げるよ。
鍋底からしっかり混ぜながら沸騰させる。味を見て、もっとまろやかなのがよければ牛乳や生クリームで調整して(バターを少し加えてもいいね)、最後に昨日の鶏もも肉を加えて数分温めて、これで本当に完成だ。やったー!

市販のカレーが食べられなくなっても、責任はとれません。
それと、あまりの美味しさにスプーンを落としてしまっても、
お召し物のクリーニング代はご容赦ください。
m(_ _)m


ちなみに、とことんこだわりたいなら、
③が終わった後、「あめ色玉葱 生姜 にんにく 豆板醤」を、ひと肌に冷ましてフードカッターにかけると写真みたいにソースがなめらかになる。回しにくかったら、②のスープを少し加えると回しやすい。でも、しなくても十分 ホテルのカレーだ。大丈夫、大丈夫。

これで、薬味にまでこだわり出したら終わりが見えなくなるから
今回はここまで。


Allez Cuisine et Bon Appétit !




ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

chef

フランスって美味しい!
Bistro Tableau Noir 

Tel : 087-813-2014
定休日は火曜日です。