深まる秋のモツの滋味スープ Soupe aux tripes


たっぷり野菜とモツの滋味
Soupe aux tripes
スープ・オ・トリップ


Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

モツ好きにはたまらない街、リヨン。
美食の都のビストロは、どこも決まって「モツ」が看板料理。
ん~~、いいねぇ。👍
がっつり モツを食べながら、ボジョレでのどを潤す。これこそがリヨンスタイル

メール・リヨネーズから脈々と受け継がれてきた知恵と技。
お待ちかね。内臓料理が少しずつ増えてきたよ!
Les-Mères-lyonnaises(←クリック )

今日紹介するのは、内臓のスープ。モツ・スープだ。
しみじみ、滋味を食べる。
これぞリヨンならでは。内臓の香りをぐっと引き出した、食べるスープ。

内臓は光る原石そのもの。磨けば光る。時間と愛情をかけて栄養満点のスープに。

誤解されがちなモツ料理。
リヨン料理のモツは臭みとはまったくの無縁。
きちんと磨けば、いい香りとうま味だけしかのこらない。

Soupe aux tripes
スープ・オ・トリップ

Tripes トリップ
牛・羊の胃や腸のすべてを指す言葉。
キュイジニエの腕がなる魅惑の食材だ。


数種のモツと、たっぷり野菜のスープ。
それぞれの異なる食感、香りが、気持ちよく五感を刺激する。

ライオンヘッドの器ごと、オーヴンで焼きつけて、
スープの表面のゼラチン質が焦げ始めた頃が、アッツアツの食べごろ。


Soupe aux tripes
スープの美味しさは、それぞれの素材から旨みが引きだされて混然一体になる所。混ざり合い、絡み合い、互いの良さを認めつつ、柔らかく じわりと まとまっていく。
しみじみ、滋味を食べる。
こんな優しい味わいもリヨンならではだね。

さぁ、一滴残らず、Bon appétit!



NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef




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