ボジョレ・新酒祭【特別コース】のメインはこちら!Jambonnette de poussin au vinaigre

 


伝統と伝承が交錯するリヨン 受け継がれてきた鶏肉料理
Jambonnette de poussin au vinaigre
プレ・オ・ヴィネグル


Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

今日は、ボジョレの新酒祭特別コース】(←)のメイン料理を。

リヨンを代表する料理に、赤ワインヴィネガーでフリカセにした鶏肉料理がある。
その名も、
Poulet au vinaigre  プレ・オ・ヴィネグル
「若鶏のヴィネガー煮」って、訳が付くことが多いかな?

このプレ(若鶏)を、もっと小振りな鶏に置き換えて、ボジョレの新酒祭のメイン料理に相応しいプレ・オ・ヴィネグルに仕立てたよ。(←正確には、プレではなくてプーサン。プーサン・オ・ヴィネグルだね。)

プーサン(雛雌鶏)って何?その疑問、ココで解決。⇨ poussin


Jambonnette de poussin au vinaigre
( ジャンボネット ド プーサン オ ヴィネグル )
プレ・オ・ヴィネグル
豚ももの骨付きハム(ジャンボン)を模して
洋梨型に仕立てた雛雌鶏(プーサン)のフリカセ
【特別コース】限定の、メイン料理です


香ばしく焼かれた魅惑の香りと、煮詰めたヴィネガーの芳醇な香り。
優しい肉質と濃い旨味を併せ持つプーサンが、なんともしっとり仕上がったよ。

もも肉の骨を壺抜きの要領で取り外し、むね肉で作ったムースを詰めて形作る。この洋梨型は、ジャンボン(豚ももの骨付きハム)の形に似せたジャンボネット※ と呼ばれる仕立て方。
見た目、骨付きで焼き上がってるけど、するりと外れるからストレスなく食べられるのも魅力的♪ 円柱状のもも肉は均一に火が入りやすく、繊細なプーサンにももってこいの調理法なんだ。

焼いた骨からとったスープをベースに、赤ワインヴィネガー※ をたっぷり振りかけて焼き煮あげるリヨンのフリカセ。煮詰め切ったヴィネガーは、酸が飛び、香りと旨みだけをなめらかに纏わせる。一羽 丸ごと味わえることこそが、この料理の醍醐味だ。食材を余すところなく味わう。←リヨンの食文化の根源だね📝。

やわらかなソースをたっぷり絡めて、
冴えわたるリヨン伝統の味を ボジョレの新酒🍷とともにご堪能ください♡



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Jambonette ジャンボネット
豚もものハム(Jambon)の形を模して、洋梨型に仕立てた料理のこと。
発祥は、リヨンから2時間くらい南下した、ローヌ川中域あたりの右岸に位置する、Ardèche(アルデシュ県)。
高地・山岳地帯ともいえる 少し自然の厳しさも垣間見れるアルデシュから、洋梨型の美味な料理がリヨンに伝わったんだね。

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Vinaigre de vin rouge 赤ワインヴィネガー
リヨン料理は、赤ワインヴィネガーを多用する。白ワインヴィネガーを使うこともあるんだけど、一番使用量が多いのはやっぱり赤ワインヴィネガー。 - どうして? って聞かれることもあるんだけど、理由は簡単。リヨンで飲まれるワインはボジョレ。その、ボジョレワインの94%はガメという葡萄品種から作られる赤ワイン。ヴィネガーはワインが原料でしょ?。スペルを見れば一目瞭然。ヴィネグルは、vinaigre ⇨ 酸っぱいワインだ。わざわざどこかから白ワインを持ってくるんじゃなくて、日常にあるボジョレの赤ワインをヴィネガーにして使用する。つまり、メール・リヨネーズ(←)が活躍するもっともっと昔から、ワインと言えばボジョレの赤、ヴィネガーと言えば赤ワインヴィネガー。 は、必然だったんだ。

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Bon appétit et large soif !
chef





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