Aïgo boulido à la boulangère
美食の都の「食べる」スープ
Aïgo boulido à la boulangère
パンとにんにくのスープ
Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。
元気が漲る 熱々スープ、始まったよ!
にんにくがたっぷりと溶け込んだ食べるスープだ。
ぽかぽかの春が待ち遠しい日には、パンとにんにくのスープ。衝撃のうまさです。
Aïgo boulido à la boulangère
( アイゴ ブーリド アラ ブランジェール )
パンとにんにくのスープ

リヨンで食べた時、それはもう衝撃の美味しさで。
熱々に焼いたスープボールに、薄切りのパンがど~っさり入ってる。そんな、なんのことない見た目だったのに、食べ始めると止まらない。
旨味のあるスープをパンが吸い込んで、ほのかにじわっと拡がるにんにくの香り。アッツ熱の、パングラタンスープみたいになってるんだけど、染み出てくる旨味が半端ない。
ボジョレがどんどん進む、「飲める」スープだったことも手伝って、食べ進めると、カラダがじんわり、元気が湧いて温まる。
ボジョレで喉を潤しては、ハフハフ食べてを繰り返す。白い呼気で「ハ~~ッ」と幸せなため息をついた時、スープの語源を思い出したよ。
かつて、焼きたての美味しいパンなんて食べられなかった時代。
まとめて焼いた、真っ黒くカチカチのパンはそのままでは食べにくいから、
ミルクやブイヨン、時にはワインに浸して食べていたんだ。
もともと、“Soupe” とは、この “液体に浸けてやわらかくしたパン” のこと。
Soupe = 浸したパン
それを火にかけて、パン粥のようにしても食べていただろうことは想像できるよね。
食材も一緒に煮込んで、チーズも加えて。
でもその時代はまだ、液体がスープではなくて、やわらかくなったパンそのものがスープだったんだ。
まとめて焼いた、真っ黒くカチカチのパンはそのままでは食べにくいから、
ミルクやブイヨン、時にはワインに浸して食べていたんだ。
もともと、“Soupe” とは、この “液体に浸けてやわらかくしたパン” のこと。
Soupe = 浸したパン
それを火にかけて、パン粥のようにしても食べていただろうことは想像できるよね。
食材も一緒に煮込んで、チーズも加えて。
でもその時代はまだ、液体がスープではなくて、やわらかくなったパンそのものがスープだったんだ。
このかつてスープと呼ばれた「浸したパン」を、地で行く潔さ。
地中海沿岸の国や地域に、にんにくスープは数あれど
美食の都のにんにくスープは やっぱりどこかひと味違う。
ボジョレを片手に、お試しあれ!
NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
フランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を
chef
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