Vacherin glacé
儚く淡い 甘いくちどけ
Vacherin glacé
ヴァシュラン グラセ
Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。
今日は、リヨンで愛される古典氷菓。
メレンゲ、ホイップクリーム、アイスクリームの三位一体
Vacherin glacé(ヴァシュラン グラセ)
リヨンから北東、スイスとの境に位置するジュラ、サヴォワ。
この地では、有名なヴァシュラン・モンドールをはじめ、村々でヴァシュランと名乗るウォッシュチーズが作られてるんだ。
当然、山を下りてきて、大都市リヨンでも消費されることに。
あまりの人気ぶりに、新しいデセールを考えていた料理人が、
- このチーズを模した氷菓を作ればどうかな?
と思ったか思わなかったかはわからないんだけど、
誕生したのが、この ヴァシュランに似せた冷たいデセールというわけ。
いまでは、リヨンにある ポールボキューズのブラッセリ―でも人気メニュー。
僕も一度だけ食べに出かけたことがあるよ。
ボリュームもすごかったけど、美味しくて、ペロリでした。
Vacherin glacé
ヴァシュラン グラセ
(ムラング、クレームシャンティ、パルフェ の三位一体)
天使のようなくちどけと、その軽さ。
冷たく儚いその幸せは、甘い香りとともに溶けていく。
食べ終わって残る、しっかりとした満足感
デセール選びで迷っているお客様には「メレンゲを割って食べるのが楽しいデセールですよ。」と お伝えしたりもしてるけど、それはあくまで とっかかり。
このデセールの美味しさは、
まず舌に触れるアイスの柔らかな冷たさと、
上あごに感じる焼きメレンゲが、一緒になって溶けてゆく。
口中には、ホイップクリームとヴァニラの香りがしっとりと残り、
ため息とともに、「あぁ、リヨンの夜はおいしいなぁ。」という気持ちに包まれるところ。
たまらないでしょ?
ヴァシュランを模した、メレンゲ氷菓。
天使のような口溶けをお楽しみ下さい。
NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
フランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を
chef