チーズフォンデュの付け合わせは、こちら!Crêpes parmentier




リ ヨ ン の 美 食 を 味 わ い 尽 く す 16 日 間
まだ間に合う。本日、最終日
   ボジョレ・ヌーヴォの秋祭り! 
「ボジョレの新酒」は
「美食の都のリヨン料理」と味わうことで
その真価を発揮します!

一度体験したら後戻りのできない感動を
今年もお届けいたします。
  2024.11.21(木)~12.8(日) 
専門店で味わう、という贅沢を。

ボジョレヌーヴォ2024
AYAKAのテイスティングコメントは、
こちらをクリック‼ ⇒ 試飲レポート!




じゃが芋のミニパンケーキ
Crêpes parmentier
クレープ・パルマンティエ



Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

フランス料理にじゃが芋は欠かせない。

どんな料理にも、形を変え添えられる 万能野菜だ。
様々な料理が考案され、それだけの専門書があるくらい、
フランス料理にはなくてはならない じゃが芋

Pommes de terre ポム・ド・テール
大地のリンゴだなんて、お洒落な名前で呼ばれて 今も昔も大活躍!

でも、意外にもフランスで食用として広まったのはヨーロッパの中でも特に遅かった。
新しいものは まず警戒する。心を開いたらとんでもなく受け入れる。
こんなところも フランス人気質がみえて面白い。

新大陸発見の後、じゃが芋は食用ではなく、まずは飼料として普及していたんだ。
その後、度重なる飢饉・食糧不足で、やせた土地や寒冷地でも栽培できる、芋の 食用としての有用性が ヨーロッパのほとんどの国では見直されていった。そう、フランス以外では。

フランスでは、見た目がエレガントじゃない、土の中で大きくなる悪魔の実だとか、聖書に載ってないからとか ちょっと理解に苦しむ理由まで(警戒心からの難癖?)。さらには、病を引き起こすと考えられたり、議会で栽培を禁ずる法律が作られるなど、ジャガイモ栽培には高い、とにかく高いハードルがあったんだ。

でも、フランスでも食糧不足は深刻な問題。
そこで立ち上がったのが、パルマンティエ。

Antoine-Augustin-Parmentier 1737-1813 農学者・栄養学者

彼は、フランスを救うには じゃが芋を食用として普及させるしかないと、あの手この手で、見事じゃが芋の普及を成功させた功労者。
名士を招いて じゃが芋づくしの夕食会を開いたり、王妃にじゃが芋の花の髪飾りを贈ったり。
有名な話だと、じゃが芋畑を昼間だけ兵に守らせて、どんなに貴重な食物を栽培してるのかと興味を持たせ、夜は兵をいなくさせ、わざと盗ませたり。なんだか一休さんみたいなことを真剣に取り組んだりして。
その甲斐あって、フランス人もじゃが芋に心開き、今では立派な じゃが芋大国、フランス。彼の名前を冠したじゃが芋料理も数多く、その愛されっぷりが伺えるよね。日本でメジャーな料理だと、ポタージュ・パルマンティエ、アシ・パルマンティエとかね。聞いたことあるでしょ?

で、今日のブログは、彼の名を冠した、
じゃが芋のミニパンケーキ、クレープ・パルマンティエ。

Crêpes parmentier
クレープ・パルマンティエ

茹でて裏漉したじゃが芋と、クレープ生地を混ぜて焼いたミニパンケーキだ。
サクッとした歯ごたえの中に、しっとりむちっとじゃが芋の風味が香る人気者。
リヨンでは、肉料理の付け合わせに頻繁に登場するクレープ・パルマンティエ。

でも、一番おいしい組み合わせは、なんと言ってもこれ!

Saint-Marcellin en fondue,
aux crêpes parmentier
サンマルスラン の フォンデュ
クレープ・パルマンティエ添え
熱々とろとろを、
じゃが芋のミニパンケーキでたっぷり掬って 召し上がれ!


とっておきのボジョレと、とろけるようなマリアージュ。
リヨンの美味しい夜を、じっくりお過ごしください。



NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef



ボジョレヌーヴォ2024
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 リヨン北部の銘醸地 ボジョレの新酒は 
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