Gâteau de foies de volaille froid au miel ďorange



春の足音が聞こえたと思ったら、数日間は足踏み状態。衣替えもタイミングが難しいね。でも、ビストロにはひと足早く 美味しい春がやってきてるぞ!(ポール・シャルキュティエール→blog、仔牛のブランケット→blog

そして今日から、あの ワインがすすむスターター、鶏レバーのパテも仲間入り。
ワイン好きによる、ワイン好きのための、レバーパテ。リヨンのパテの美味しさは、想像を遥かに超える。よく見かけるレバーパテとはまったくの別物だ。さぁ、虜になりにいらっしゃい!

Gâteau de foies de volaille froid
au miel ďorange
(ガト ド フワ ド ヴォライユ フルワ オ ミエル ドランジュ)
鶏レバーのパテ

この艶っぽい色の仕上がりに、なめらかな口当たり。しっとりとねっとりと。
あとから後から攻めてくる香りに、もう ため息しか出てこなくなる。

その秘密はリヨン料理ならではの作り方に。

マリネして、乳化させて、裏漉して、型に流したら、湯煎にしてオーヴンへ。火入れを見極め、型ごと冷やして、一晩冷蔵庫で味をなじませたら完成だ。
文字に起こすと一見簡単そうな作業も、実はポイントがたくさん。美食の都伝承の、リヨンの技を集約させて極上のパテが仕上がるんだね。

基本に忠実に ひとつひとつの作業の積み重ねが生む、ビストロらしいスターター。
シンプルな仕上がりに隠れた、しみじみと深い味わい。

まずは、口の中でゆっくりと溶かしながら、
そう、舌と上あごで押しつぶすようにじっくりと。
芳醇なその香りをこれでもかと味わって、

次にオレンジの花の蜂蜜を、そっとつけて含んでみる。
深い余韻とキレのある香り。しあわせなため息がこぼれる瞬間。


ボジョレ飲みのリヨンっ子も大満足な、ワインがすすむ、鶏レバーのパテ。

「ワインがすすむ」
このパテのために、在るような言葉じゃない?




NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef

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