Gâteau bressan


今日は、人気№1のデセールを。
カラメルのほろ苦さと、ミルキーな甘さ、かすかな酸と、柔らかなくちどけ。

Gâteau bressan
ガト・ブレサン
Gâteau bressan
( Pouding diplomate à la crème épaisse )


リヨンは、交通の要衝として栄えた街。
近郊から特産品が集まることで、グルマン達を唸らせる美食の都になっていったんだ。

ボジョレの赤ワイン、ドンブの蛙、シャロレの牛、ナンテュアのエクルヴィス、
そして、ブレスの鶏。


そう、今日の注目は、
Bourg-en-Bresse(ブール・カン・ブレス)

ここは、世界一美味な鶏の街。
青い脚、白い羽根、赤いトサカがフランス国旗を思わせる、
味だけじゃなく、見た目も世界一かっこいい鶏で有名な、あのブレス鶏。

ブレスは、北東に電車で1時間弱くらいに位置するリヨンにほど近い街なんだ。
美食の都の名声を支えた 鶏の街。

でも、ブレスから届くのは、鶏だけじゃない。お菓子だって旅をする。
美食の都はデセールだって世界一!

ブレスで育まれた、たっぷりクリームのお菓子もリヨンの食の豊かさに貢献してるんだ。
スイスに近いってことも影響してるのかな。乳製品を使った料理やお菓子がとにかく豊富。
リヨン料理も乳製品を使った魅力あふれる味、多いでしょ?

この街の名前がついたお菓子で一番有名なのが、
ガレット・ブレサンヌ

ブリョシュ生地を円盤状に伸ばし、クレームエペス(発酵クリーム)をたっぷり塗って、砂糖を豪快に振りかけて焼いた、デニッシュクリームパンみたいな、なんとも素朴な癖になるお菓子。
リヨンのブランジュリ(パン屋さん)で大人気なんだ。

田舎の素朴なお菓子(ガレット・ブレサンヌ)。でもそのままじゃ、菓子パンだからね。ビストロデセールとしては成立しない。もっとしっとりと、もっとスタイリッシュに。クレームエペスをより引き立てて、リヨンの夜に相応しい大人のガトーに仕立てたよ。

型にカラメルを流し入れ、ジェヌワーズを敷き詰めてパンプディングのような土台に、たっぷりの発酵クリームを重ねて優しく焼き上げる。
カラメルのほろ苦さと、ミルキーな甘さ、かすかな酸と、柔らかなくちどけ。

ブレスのガトー。Gâteau bressan ガト・ブレサン
香り豊かなオ・ド・ヴィと一緒に、今夜も とことん美味しい時間をお過ごしください。
(→Eau de vie



NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef

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