Beaufort
Salut! Comment ça va?
どうも、シェフです。
今日は、プリンスと讃えられる サヴォワから届いた山のチーズを。
歴史はかなり古いんだけど、いつ頃から作られてたかは実はよくわからないんだ。
一説には、ボーフォールと呼ばれるようになるずっと前から、この地の山岳のチーズをケルト人が好んで食べていたなんて話もあるくらいだから、…ケルト人、… え? 3000年前ってことになるの?
文献に残ってる確かな情報だと、スイスからグリュイエールの作り方がサヴォワの村に伝わって、中世に いまのボーフォールが誕生した、とある。遥か昔から、貴重なミルクを大きなチーズの塊にして、深い山から 谷間の村々に運んでた情景が目に浮かぶようだね。
Beaufort
ボーフォール
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噛みほぐそうとすると もっちり ふわふわした食感。
ミルクの豊かな香りが口いっぱいに広がって、ナッツのねっとりとした余韻が幸せに続く。
やさしく漂うフローラルさは白い花束、熟れた洋梨のうっとりする爽やかな芳香。
まるで上品なマロンを頬張ってるような錯覚に襲われる。
コンテに似てるんだけど、やっぱり違う。
美しい味わいって言えばいいかな。
山のチーズのプリンス。
その実力は、みんなの想像を軽く超えちゃうはずだよ。
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くちどけ、とろとろのフロマージュを好むお客様が多いのは知ってるんだけどね。
きちんと管理された(お世話の行き届いた)、上質なハード系をじっくり味わうと、実は 抜け出せなくなるくらいの美味しさがその硬質なクリーム色に詰まってる。
この手のフロマージュは、香りが溢れてくるのに ほんのすこし時間がかかる。
だから慣れてないと、ただ もぐもぐって食べて、それだけで終わっちゃうんだろうね。
ポイントは、慌てずに味わう!
口の中でほぐすようにテクスチャーを味わう次の瞬間に
秘めた実力が じわっじわっと押し寄せる。
そう、香りと甘みが押し寄せてくるんだ。
貴重な乳をこんなに美味な保存食に姿を変えて、
大切に食べてたんだって、感情もじわっと高ぶってくるんじゃないかな。
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NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
フランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を
chef
★★★★★★★★★★★★★
見どころ満載の店内を 自由に回遊してお楽しみください
回遊型ビストロ
「オ・ド・ヴィ」
チーズを一層美味にする 真のマリアージュNo.1は オ・ド・ヴィ
今夜は13種類からお選びいただけます
★★★★★★★★★★★★★
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Bistro Tableau Noir(←ホームページ)