Coq au vin


リヨンの冬の食卓を彩る鶏料理と言えば、
ボジョレの赤をたっぷりと使ったスペシャリテ。

Coq au vin(コッコヴァン)

雄鶏(coq)を赤ワイン(vin)に一晩じっくり漬けこんで、その赤ワインだけで煮る。

ワイン産地ならではの料理だね。

香ばしさと酸、甘み。魅惑な香りに誘われて、みんなが急いで食卓へ。
こんな掛け声が似合うかもね。

 - À table!(ア・タァブル!)

直訳すると「テーブルへ!」
「ごはんだよー!」みたいな感じかな?



Coq au vin
ソースの色が、赤黒く、艶っぽい。
みんなの知ってる「赤ワインソース」とは何かが違うでしょ?
その味も、香りも、この料理ならでは。
スープやフォンドヴォなどの出汁は一切使わずにつくる、
この「赤ワインのソース」の味わいから、
フランス料理の奥深い世界へみんなを誘いたいんだ。


噛みしめた時の肉質の柔らかさ、溢れ出る赤ワインの香り、
ソースの艶っぽさも魅力だけど、それ以上に、
引き込まれる香り、うま味とコクと酸と奥行き。

こんな料理が、どうやって誕生したのか。
偶然の産物にしては料理としての完成度が高すぎる。
余計なものを一切加えない、余計な手間も一切かけない。

一晩漬けこんで、しっかり焼いて優しく煮る。
キュイソン(煮汁)をぎゅーと煮詰めて、ソースに仕上げる。

そんな解説じゃとてもじゃないけど追いつけない美味しさ。納得度。
フランス料理の奥深さに改めてやられちゃう、そんな料理なんだ。

神様が気まぐれで作ったかもしれない、そんな風に感じてしまうこの料理。
美味しいを軽く超越するくらい たまらなく美味しいから、どうしても黒板に仲間入りさせたくて。
でも、冬のスペシャリテの枠にも限りがあるから…。出番待ちの料理もたくさんあるし…。
なかなか登場させられなくて悩んでたんだ。

よぉし。まずは、アントレ(前菜)用に仕立て直して、
みんなにこの魅力を知ってもらう、のもありかもね。


Coq au vin(コッコヴァン)をアントレに仕立てる。

つぎつぎと届いてる新着のボジョレを試飲しながら、取り組んでみるよ。
リヨンの香りにどっぷり浸って…、こりゃ 今夜は夜なべだな。





↑どこよりも安全な、納得の安心感。クリックしてご覧ください。


レストランの語源は【restaurer】レストレ「復元する・回復する」


僕たちの日常を少しずつ。

精一杯の「安全」と、

「美味しい!」で みんなを元気にさせちゃうからね。

さぁ、ビストロへ行こう!



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

capitaine(←)(chef)


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
 ・LE GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS   (2021/1/21 更新)
 


フランスって美味しい!
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