Domaine Sérol
Bonjour! Ça va? Ayakaです。
いま、Beaujolais の源流を探す旅を続けています。
ボジョレは、東はソーヌ平野、西は山脈の南端にある数多の丘が連なります。
今夜のワインのドメーヌは、その丘を越え、ボジョレを離れて西に30㎞。
ボジョレが南北に55㎞あるって考えると、地理的には近郊の村。
でも険しい丘を越えて、そばを流れる川は、大西洋に抜けるロワール川の上流です。
ボジョレをもっと深く知るために、ボジョレだけを探求する?
違う哲学で作られたガメ、それも、en amphore アンフォラと聞いて、
好奇心に駆られるままに、ワクワクを抑えられずさっそく試飲しました。
2019 chez muron côte roannaise Domaine Sérol
苺、木苺。可愛らしい香りでその出会いは始まり、 マッシュルーム、ジロール。腐葉土を思わせる秘めたる力。 ザクロ、ヤマモモのかすかな野性味。 オレンジ、紅茶、ヨーグルトが朝の爽やかな風を運び、 オールスパイス、カルダモンが果皮の渋みと調和する。 ドメーヌ周辺の地図がラベルに。眺めてるだけで、もえる! |
ロワールらしく、エレガントに仕上がった極上のガメ。
葡萄本来の香りが残りつつ、流れるようなうま味が凝縮されて、魔法のように瓶に詰まってるイメージです。とんでもなく美味しいワインをまた見つけちゃいました。
素敵な体験。不思議な感覚。
丘を越え、流れる川も違えど、ボジョレ近郊の村。通じるニュアンスも確かに感じられる。
だけどボジョレとはやっぱり違う。
土壌だけではない、風土、生き様を含めたこれがテロワールの違いなんですね。
ボジョレがボジョレである理由。
またひとつ、ボジョレに対する思いが深まった気がします。
美しいルビーに、気持ちよく恋に落ちるビストロの夜が待ち遠しいです!
Ayaka
定休日は火曜日です。