お釣りは足し算?

 

みちお君が文房具を買いに行きました。
ノート2冊と鉛筆2本で、合計が572円でした。


ちょっといっしょに考えてみて。小銭でぴったり持ってなかったみちお君はどうするかな?
1,000円札?すると、お釣りが428円。

う~ん。こまかい小銭は減らしたい。
だって、好きなサッカーチームのストラップ付マジックテープの自慢のお財布が、
じゃらじゃらパンパンになるのは避けたいゾ!

お店のおじさんに、いくら払えばいいかな?



って、算数の問題じゃないんだ。そう。リヨンで買い物したときはどうなの?って話。

もちろん、円で買い物は出来ないけど、イメージしやすいだろうから、このままいこうか。


合計金額 572円
みちお君は、1,002円渡して、430円のお釣りをもらおうと考えた。

ナイス!みちお君!

でも、お店のおじさんは、ちょっぴり怪訝な顔で、眉毛をぴくって動かしたら、
まず 2円をみちお君に返しちゃったよ。なんで?
それから、
1円玉を一枚ずつトレイに載せていき、573円、574円、575円
5円玉を足して、580円
10円玉で、590円、600円
100円玉で、700円、800円、900円、はい、1,000円ね。って。

なんだか変だね?
日本だと、お釣りはいくらって引き算して計算するじゃない。
1,000円ー572円=○○○円

フランス式は、商品代金に足していき、もらった金額にするって考え方なんだ。
572円+○○○円=1,000円

僕たちの持ってる「お釣り」って概念じゃなくて、
「もらうもの」と「払うもの」を等しくするって感覚だ。
意味が分かれば、慣れてくる…、はず?

572円の商品代に、足していって1,000円にする。
だから、おじさん的に、1,002円もらっても困っちゃう。
2円を、「間違ってるよ?」って先に返却されたのはこういうわけなんだね。






Lyon に旅する気分で フランス語、
……のつもりだったんだけど、導入が長いね。う~ん、長すぎる。

このまま終わったら、何のブログだったのかわからなくなるから、今日はフレーズを一つだけ。みちお君が、ノートと鉛筆を抱えて、お店のおじさんに言ったセリフを。



「おじさん、いくらですか?」
Ça fait combien, Monsieur?
サ フェ コンビヤン、ムスィュ?

くださいな!



「いくら?」は、また改めて詳しく解説します。
À la prochaine!







NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を。 
chef


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