Pierre-Robert

どうも、シェフです。

今日は、パリのすぐ東、イル・ド・フランスのとろける口溶け。
トリプルクリームのフロマージュを。

Pierre-Robert 
ピエール・ロベール


作ったロベールと、その友人ピエールの名をつけた白カビチーズ。

いまから約半世紀前、出掛けたノルマンディで カマンベールの元になるフレッシュなフロマージュを試食し、あまりの美味しさに感動した二人。この美味しさをそのまま熟成させたようなフロマージュを作ろう! と、試行錯誤して完成させたのが、この ピエール・ロベール。

これ、面白い逸話だと思ってね。
カマンベールの元になった白カビチーズ、ブリー。(→blog
イル・ド・フランスで作られるブリーはフロマージュの王様と称されるほどで、その製法がノルマンディに伝わってカマンベールが誕生したって謂われてるよね。

で、そのカマンベールに影響を受けて、またイル・ド・フランスで新しい白カビチーズが誕生する。逆輸入だね。…使い方あってる?

Brie → Camenbert → PierreRobert


もちろん、味わいはカマンベールとはまるで違う。
そう、そのまま模したんじゃなくて、
「カマンベールになる前のフレッシュな状態の ふたりで感動したあの美味しさを、そのまま熟成させた味にしたい!」
それが開発の原点だったよね。

カマンベールよりも、ふた回りくらい大きいんだ。


厚みのある円盤形は、ビロードのような白カビに覆われ、
切ると、ナイフからすぐに伝わる その滑らかさ。

とにかく濃厚なミルク感。
リッチなバターを舐めるような芳醇。
そして、爽やかなリンゴの果汁が溢れるかのようなジューシーさも。

ほどよい塩気があまりに心地よくて、
とろけるのはチーズじゃなくて、口の中がとろけてる錯覚に。
もうね、これはいくらでも食べれそう。


こんなに美味なフロマージュと出会うビストロの夜には、
いっしょに寄り添ってくれる オ・ド・ヴィが欠かせないでしょ。( → Eau-de-vie )
ちなみに、カルヴァドスと合わせたら最高だったよ♡

時間をかけて味わう 奥深い世界へ、ようこそ。
(熟成させて食べごろに。楽しくて仕方ないマニアックな世界へようこそ  blog







12年目の Bistro Tableau Noir は
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2024/1/17(水)
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