Bojo2020 試飲レポート!

 

今年も特別な12日間!

Tableau Noir の ボジョレ・ヌーヴォ

2020/11/19(木) ~ 11/30(月)

(予定です。なくなり次第終了します。)

 



昨夜、深夜0時をまわってさっそく試飲。
どんな出来か、気になるところでしょ?
しっかり報告します!




今年の新酒はどう仕上がってる?

暖冬から始まった今年の葡萄づくり。比較的暖かい気候が続いて、雨量も少なめ。なんだか好条件が重なったように思える2020。

でもね、ちょっと極端すぎたみたいなんだ。現地の公式の発表も、

 - 歴史的なワインが期待できる。が、バラツキもあるだろう。

って。このコメントを読み解くのは難しいね。バラツキってなんだ?

その答えは、雨量が少ないってことは、本来、果汁が凝縮されておいしい葡萄の収穫が期待できるんだけど、極端に少なかったから、畑によっては葡萄に十分な栄養が届かないことも。当然、収穫量も激減したところもあったみたいなんだ。

バラツキ。とんでもなく美味しいワインも出来たけど、その逆もあるって意味だろうね。

天候が悪条件の時に力を発揮するのは、葡萄の木の力と、作り手の経験。ドメーヌごとに大きな味わいの差が出てきそうだよ。

大地の表面近くではなく、地中深くまで根を張った葡萄の木は、干ばつの年でも十分な栄養を枝の先まで届けてくれる。そして、世界中がこんな状況だからこそ、世界中のワインラヴァーの元へ美味しいワインを届けたいという作り手の思いは、そのままワインの味わいに反映されるんだ。

繊細な葡萄の木の病気の心配、毎日の世話。天候に弄ばされながら、葡萄に愛情を注ぐ日々。今年のフランスの状況で、どんな思いでワイン造りと向き合ったのか。想像しただけで、胸が張り裂けそうになる。

僕たちは、ただコルクを抜いてグラスに注いで飲むだけ。だけど、
作り手の想像を超える今年一年の努力と気持ちが詰まった1本。じっくり味わったよ。



で、今年の新酒。
Beaujolais Nouveau 2020


まず、グラスから溢れてくる引き込まれそうな香り。
これは、十分に熟した、まさに完熟の葡萄からワインを作った証。もちろん、2本ともヴィエイユヴィーニュ。根はどこまでも地中深く、葡萄に栄養を届けたんだ。

慌てず、ぎりぎりまで収獲を遅らせて、実が熟すのを待ったんだろうね。
締め切りが決まってる仕事だから、きっとその判断はすごく難しい。
焦らない忍耐と、完成させられる自信、裏付ける熟練の技。
作り手の頑張りがぜんぶ込められてる味わいだ。

はっきりいって、すごいよ。驚いた。2本とも、まったくタイプが違う仕上がり。

この天候で、悩み抜いた結果のアプローチ、そしてそれぞれのワイン哲学に基づいて自信を持って導き出した答えなんだ。
どちらも、あまりの美味しさに、知らずと涙が流れちゃうくらい。
大袈裟じゃなく、感動の美味しさ。

どんなに期待しても、その期待を裏切らない美味しさだ。


1本目は、

Beaujolais Primeur

Les Griottes  Pierre-Marie Chermette  ¥6,200


今年は、深いスミレの、大人な渋めの香りからスタート。これからどんな表情をみせるかと期待を膨らませるころ、ワインの名前通り、さくらんぼの香りが満ちてきた。

フランボワーズ、グレープフルーツ
とにかく完熟感がすごい。肉厚な香り。時間の経過とともにジューシーさが増していく。
そしてこのしっかりとした骨格は、
わずかに感じられる落ち葉や獣臭からか
決して、賑やかではない、落ち着いた香り
カカオ、花の蜜、深緑の香り


例えるなら、クリスマスにもらった、愛情いっぱいの手編みのセーター。暖かく、幸せに包まれるプリムール。



そして、2本目は、

Beaujolais Villages Primeur

Cuvée Hommage à Gérard Canard

Sélection Vieilles Vignes de 100ans  Thierry Canard  ¥6,200

 

ひと言で言えば、フレッシュなクールダンディ

なめらかな酸と、ふくよかさ
どこまでも印象的な、澄みきった深い輝き

ブルーベリー、カシス、ダークチェリー
バニラ、レモンのマーマレードのような酸と渋み
タイム、レモングラス
トースト、胡椒
干柿みたいな自然な甘さも徐々に顔を出す


例えるなら、奥深い森の中、足取りは軽く、澄んだ湖へ誘われるように心満たされるプリムール。



どうかな?
僕たちなりに、感じとった今年の新酒の魅力。
はやく飲みたくなってきたでしょ?

ワインの味わいに正解はない。
みんなには、もっと違う味わいも見つけてほしい。
じっくり付き合えるワインだから、とことん楽しめそうだ。

とにかく、感情が自然と込み上がってくる美味しさなんだ。
興奮のあまり、今日も長いブログになっちゃったけど
一番大事なのは、これだけ。

Bojo2020 自信をもって、美味しいです。




もっと知りたい!そんなあなたは、
 ↓ クリック!




2020年11月19日(木)解禁

Bojo2020!  Allez, on y va‼

おまたせ!

今年もリヨンの民になりきって、
新酒の到着をお祝いしよう!
ハンカチの用意も忘れずに。



とっておきのフレーズ、もう覚えたかな?
今年は小さな声で(でも満面の笑みで)、乾杯しよう!
↓ ↓

Ça s’arrose!
(ササローズ) お祝いしよーゼ!

Santé!
(サンテ) かんぱーい!



対策まとめblog 

 ↑どこよりも安全な、納得の安心感。クリックしてご覧ください。



 レストランの語源は【restaurer】レストレ「復元する・回復する」


僕たちの日常を少しずつ。

精一杯の「安全」と、

「美味しい!」で みんなを元気にさせちゃうからね。

さぁ、ビストロへ行こう!



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


chef


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
 公式ガイドブック2020(PDF)(←超最新版です。)


フランスって美味しい!
タブロノワールのHP 
→ Bistro Tableau Noir 

ご予約はお電話で。

Tel : 087-813-2014

定休日は火曜日です。