Crème brûlée


今日は「焦がしたクリーム」という名のデセールを。

たっぷりヴァニラのなめらかなクレームに、パリパリカラメルのほろ苦さ。
故ポール・ボキューズ氏が現在の形に仕立てた、リヨンの伝統デセールだ。

Crème brûlée
リヨン の クレーム・ブリュレ
Crème brûlée
たっぷりヴァニラと、この薄さが本物の証


フランスでは、実は中世からプリンのようなミルクと卵を使ったデセールは食べられていて、なんと17Cには表面に砂糖を振りかけて少しだけ焦がすレシピも存在。驚きでしょ? でも、まだまだ現在のクレーム・ブリュレには程遠い。
今のようにしっかりしたパリパリのカラメルを主役に抜擢して、このデセールを完成させたのが、かの ポール・ボキューズ。
クレーム・ブリュレは、リヨンが誇る伝説の料理人が作り上げた リヨン料理店に欠かせない特別なデセールなんだ。



食べる時に、「カラメルをスプーンで割る」
盛り上がる瞬間だよね。

そう。クレームブリュレは、表面のカラメルが主役。
だから、その形は広く薄い。
深みのあるココットで作ってるのをたまに見かけるけど、
表面積が小さいからパリパリのカラメルも少なくって、幸せも半減してしまう感じかな?
もったいないよね。

ヴァニラ香るふくよかなアパレイユが、パリパリのカラメルを引き立てる。
この対比こそが このデセールの醍醐味なんだ。
だから、広口浅型容器で焼き上げるのが大切な決まり事。

割り方にも個性が出るよね。
君は、どう割る派?

みんながカラメルをスプーンでカチッカチッと割る様子を
厨房からちらっと眺めるのが、オープン当初からいまも変わらない小さな楽しみ。

アメリになりきる皆様を、今夜も楽しみにお待ちしています。


デセールにしっくり寄り添うオ・ド・ヴィ
ますます充実の食後酒をご堪能ください→ Eau-de-vie 


NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef



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