Louis XI
Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。
今日のテーマは、
「リヨン料理のルーツを探れ! 2 」
~ ルイ11世が、美食の都の礎を築いた⁉ ~
リヨンが美食の都って称えられるには、もちろん、歴史が深~くかかわってる。
前回は、Les-Mères-lyonnaises(←クリック )メール・リヨネーズのはなしだったから、
今日は、もう少し時代を遡って、リヨンの発展に深くかかわった あの王 を。
ルイ11世 ってイメージ湧くかな?
マイナー過ぎる?
太陽王14世や、革命時の16世なら、有名なんだけどね。
じゃ、シャルル7世なら聞いたことある?100年戦争を終結させた、
そうそう、ジャンヌダルクに励まされてオルレアン解放とかって習ったよね。
そのシャルル7世の息子が ルイ11世。
父の時代の、100年戦争で荒廃したフランスを立て直した、偉大な王なんだ。
敵対してたブルゴーニュ公国に単身乗り込むとか無茶もしたみたいだけど、
兵を減らさずに解決するあたり、やるな。って感じで歴史好きにはくすぐられる存在。
ちなみに、ユゴーの小説「ノートルダムの鐘」に登場する国王が ルイ11世だ。
どう?興味、湧いてきた?
ルイ11世は、リヨンにとって欠かせない存在。
というのも、彼はリヨンに大市を開いたんだ。ジュネーヴに対抗した経済特区だね。
結果、ヨーロッパ中から人が集まり、近代都市への一歩が始まったってわけ。
人が集まれば、文化も集まり、食も集まる。
ますます美食の都へ、Allez, on y va‼ アレ、オニヴァ!
それと、重要なのは、養蚕業を奨励してること。
彼が保護しなければ、後の世界一の絹織物産業都市として発展しなかっただろうし、
Canut カニュと呼ばれた絹織物職人たち、過酷な労働者への料理として発展した
リヨン料理も誕生しなかったわけだ。
それは大変!いま 僕のつくってる料理のほとんどが存在してないことになっちゃう!
どうかな。ルイ11世が、美食の都の礎を築いた、が分かってきたでしょ?
リヨンの南東、風光明媚なヴェルコールの森 |
そんなルイ11世が若かりし頃、
王太子時代の彼は、リヨンの南東 ヴェルコールの森に入り浸っては、
大好きな狩り三昧な日々。
でも未来の国王陛下が 熊 に襲われたりしないか、心配だね。
え?どこかで聞いたことあるエピソード(←)だって?
リヨンっ子 自慢のフロマージュ。
クマに襲われた ルイ11世ゆかりの、
Saint-Marcellinの
宣伝も兼ねてる?
まさかぁ。
Saint-Marcellin サン・マルスラン リヨンっ子、自慢のフロマージュ。 この陶器の器ごとオーヴンで焼いて、伝説通りにとろっとろのフォンデュに! ルイ11世を助けたサンマルスランは、フランス王家御用達。 |
NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
フランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を
chef
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