Cassoulet

フランスに、魅力いっぱいの伝統地方料理は数あれど、

こんなにも、“ らしい ” エピソード、滋味深くも力強く、
骨太で、フランスのエスプリがこれでもかってせまってくる。
もうね、食べれば虜になること間違いなしだよ!

フランスを代表するビストロ料理のひとつ。
白いんげん豆と、塩漬け肉を土鍋ごとオーヴンで煮込む。それが、

Cassoulet
カスレ

結構、日本でも知名度が上がってきたカスレ。
最近は、みんなもいろんなとこで見聞きするようになったでしょ。

カスレの由来と聞いて真っ先に紹介されてるのが、
南西フランス3つの都市、
自分たちのカスレが本家本物と主張して譲らないっていう、有名な話。

Castelnaudary (カステルノダリ)、
Carcassonne (カルカソンヌ)、
Toulouse (トゥールーズ)。


その起源も諸説あるみたいだね。

7世紀くらいにはつくられてた、とか
十字軍の兵士を癒すために、とか
百年戦争の最中、包囲されたCastelnaudary でつくられた、とか
いやいや、新大陸発見のあとに誕生したはずだ、とか。

でもね、豆と肉を煮込んだ料理はこの3つの都市に限らず、
ヨーロッパ各地にた~くさん存在してる。
つまりカスレの原型は、南西フランスじゃなくて、
実は、アラブや北アフリカ発祥。
豆と羊をぐつぐつ煮込んだ素朴な料理だったんだ。

日本だと、鴨のコンフィと豚のソーセージの組み合わせがあまりにも有名だけど、
カスレの元祖は “ 豆と羊の煮込み ” 。ここ、ポイントだね。

それがヨーロッパ大陸に伝わって、
その地で作りやすい食材で作った、例の組み合わせのカスレが誕生したってわけ。

歴史をたどれば見えてくる、本当の姿。
エスコフィエの教本に出てくるカスレも、確か仔羊じゃなかったかな?

原点回帰。
だから僕のカスレは、仔羊 agneau(アニョ)なんだ。



Cassoulet
haricots blancs,travers ďagneau,merguez
 
( カスレ アリコブラン トラヴェールダニョ メルゲーズ 
 
仔羊のカスレ

ラムスペアリブのコンフィ、メルゲーズ(ラムソーセージ)の
旨味・ゼラチン・脂を、しっかり受け止めてふっくら煮上がった(焼き上がった)豆。
この熱々の土鍋料理、主役は、もちろんアリコ・ブラン(白隠元豆)だ!




ぐつぐつ熱々の香りも湯気も、
(みんながハフハフ食べる仕草まで)ご馳走な、冬のビストロならではのカスレ。
パワーが体の奥からみなぎる、力強くもやさしい料理を食べながら
今夜も、豊かな大地に旅する気分で、さぁ! Bon appétit ‼


 
コンフィについては、→ クリック





↑どこよりも安全な、納得の安心感。クリックしてご覧ください。


レストランの語源は【restaurer】レストレ「復元する・回復する」


僕たちの日常を少しずつ。

精一杯の「安全」と、

「美味しい!」で みんなを元気にさせちゃうからね。

さぁ、ビストロへ行こう!



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

capitaine(←)(chef)


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
 ・LE GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS   (2021/1/21 更新)
 


フランスって美味しい!
タブロノワールのHP 
→ Bistro Tableau Noir 

ご予約はお電話で。

Tel : 087-813-2014

定休日は火曜日です。