Café
フランスの夜の締めくくりに、特別なカフェを。
カフェの味は豆で決まる。
マシンじゃない。大事なのは豆なんだ。
コーヒー豆を愛してやまない信頼できる職人と出会えたから、
僕たち好みのオリジナルブレンド、そして焙煎具合まで指定させてもらってる。
そんなスペシャルな豆を、焙煎後、鮮度よく使いきる。
たぶん2週間くらいで。贅沢でしょ。
香り豊かでコクとキレがあるのにまったく嫌味がないのにはちゃんと理由がある。
こんなにも美味しいカフェを みんなに味わってもらいたい。
この香りの余韻で店を出られたら、夜のフランスを歩いてる感じになるだろうな。
って淡い期待を込めて、おすすめしてるんだ。
意識して味わうと、味わいの違い分かると思うよ。ぜひ試してほしいな。
カフェ。
日本だと、エスプレッソって言わないとね。
フランス料理の締めくくりに欠かせない
キーアイテムなのはわかるんだけど、
誰もちゃんと教えてくれないから、
-これでいいのかな?
-飲み方とかあるの?
って思いながらとりあえず飲んでる。
-もっと、格好良く飲みた~い!
そんな声も。
よし。今日、スッキリしちゃおう!
ポイントはふたつだ。
-苦いから、苦手。
ってたまに言われる。
ブラックで飲むのが「通」っていうか、「大人」みたいな。
ちょっと、待って。飲み方がそもそも違うよ。
エスプレッソに砂糖を入れずに飲むのは、
世界広しといえども、きっと日本人だけじゃないかな。
エスプレッソは必ず砂糖を入れる。必ず。
そうすることで、砂糖の香りがつく。
フレーバーだと思ってくれてもいい。
甘さの調節は、どれくらい溶かすか。
つまり、スプーンで何回ぐるぐるするかで調節する。
あんまり甘くしたくない人は、入れるだけで混ぜなくてもいい。
底に沈んだまま、溶け残っててOK。
簡単でしょ?
ほんとは、この溶け残った砂糖、
エスプレッソを飲みほした後、すくって食べるとまた幸せなんだよね。
楽しみがいつまでも続く、この感じ。これが フランスらしさ。
グラスに残ったオードヴィをほんの少し垂らしてみても粋だ。
そうそう、フランス人から混ぜ方を聞いたことがあるんだ。
彼曰く、
-日本人は真面目だから、しっかり溶けるまで混ぜちゃうだろ?それも、カップを睨み付けて。そうじゃないんだ。混ぜる時は、鼻歌を歌うような軽い気持ちで、それこそよそ見をしながら、可愛い子いないかな?くらいの気持ちで混ぜる。真剣に混ぜてないから、カップの底に溶け残る。これでいいんだよ。表面のクレマも残るしね。
よそ見しながら?、ラテンだよね。
でも、わかる気がする。
どうかな。いままで、なんとなく飲んでたとしたら、
食後の時間が楽しみになってきたでしょ?
ビストロでフランスの夜を満喫した後、
ゆっくりとカフェの時間を持つ。
あ~もう。
なんて、かっこいいんだ!
フランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
受け継がれてきた本物の味を。
chef
「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
・公式ガイドブック(PDF) (←最新版です。)