ワインの選び方。


Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

ボジョレ大好きなこのブログの読者が
すごい回数読んでくれてるのが、この日のブログ→ ワインの真実。

ワインは奥が深すぎて、もう、とろけちゃいそうだよね。

この性質を、みんなが魅力と感じるとは限らない。
もっと画一的なほうが安心して頼めるのにって声もたまに聞こえてくるからね。
わからないから面白い。
どこまでも奥が深いから虜になる。
そんな魅力をみーんなに感じてもらいたい。
ボジョレの魅力の伝道師として、がんばるよ~!


さぁ、“ ワインの選び方。” はじまりーはじまりー。



 - ワインはわからないから、選べない。

わかるなぁ、その気持ち。

フランス料理を食べに行くときのハードルのひとつだよね。
ワインを選ぶ作業って。

フランス料理を食べに来て、
いざワインを決めるって段階で苦笑いしてるなんて、なんかね。
盛り上がって店にやって来たのに、スタートから躓いちゃったみたいで・・・。
せっかくの大人の夜なんだ。かっこう良く過ごしたいでしょ。

今日は、その間違いだらけな誰かが高くしちゃったハードルを
きれいさっぱりなくしちゃう、そんなブログだ。

今日も長いよ。



 - ワインはわからないから、選べない。

でもね、
これ、ぜんぜん恥ずかしいことでもなんでもないんだ。

安心してほしい。ワインは、わからなくて当たり前。
っていうより、わかろうとしちゃダメ。
初心者だから。とか、覚えてないからとか、そんなことは一切関係ないんだ。

いい?

ワインは、わからなくて当たり前。

僕だって、飲んだことのないワインはわからない。
はっきり言って、さっっっぱりわからない。

だから、今夜、飲むワインは、店の人に聞きながら決めるのが正解なんだ。

その理由は二つある。ひとつ目は、

ワインは、飲まないと絶対にわからない!

ってこと。

どんなに勉強しても、スクールに通っても、
資格を取っても、たくさんのワインを飲んだとしても、
飲んだことのないワインは、絶対にわからない。

産地や村、ブドウ品種、つくり手、ヴィンテージ・・・。
確かにワインのラベルにはたくさんの情報が書かれていて
多少の知識と経験があれば、そこから味わいを予想出来そうな気がしてくる。

でもね、どんなに詳しくても、わかるのは

 - こんな方向性の味だろう。

ってとこ止まり。

実際 飲んでどうなのかは、やっぱり飲まないとわからない。
だから、どんなに詳しくても、自他共に認めるワイン通だったとしても
飲んだ人にはかなわないってことなんだ。それがひとつ目。



お店の人に聞きながら決める、それが絶対 正解なその理由。
とっても大事なふたつ目は、

それは、ビストロで飲むワインだから、
どんなに美味しくても、どんなに好みでも、料理に合わないと話にならないよね。
その店の料理を知ってるのは?
ね。やっぱりその店の人でしょ。

 - ワインの味もなんとなくこんな味だろう、
 - 料理の味もなんとなくこうじゃないかな?
そんな根拠のない賭けで、今夜の最高の一本が選べるわけないじゃない。

納得でしょ。

だから
料理もワインもすべて知ってる僕らをもっと頼ってほしいんだ。

これが、このブログの答え。
ハードルをなくしちゃう方法。
ビストロの正しい過ごし方。

僕らを頼る。それが本物のビストロを美味しく味わうための近道だ。
僕らは、実際にすべてのワインを一本いっぽん二人でじっくりと飲んで、
時間と共に変化するその幸せな楽しみまで熟知した上で、
リヨンの夜を満喫する最高の一本をおすすめしてる。自信あるよ。


みんなが悩む必要があるのは、次の二つ。これだけだ。


・今夜、どのくらい飲むつもりなのか。
・予算はどれくらいを考えてるのか。


これは、僕らとの感覚のズレを少しでも小さくするための作業。
そう。とっても大事な作業。
テーブルでしっかりと作戦会議を開いて、伝えてほしい。
これからの2時間を共に過ごすワインを決めるためなんだ。

しっかりと作戦を決めてね。


・どのくらい飲むのか。
・予算はどれくらい。


この二つを伝えてくれるだけでいいんだ。簡単でしょ?
お任せください。バッチリなワインを提案できるから。



それでも迷ったら、予算内で、ラベルのデザインで決めるのも手だ。
だって、タブロノワールのワインは、ぜーーんぶ美味しいんだもん。
美味しいこと前提で選べるって幸せじゃない?
僕らが提案したワインの中から気になるデザインのラベルにするってのもありだ。
作り手の性格が結構表れてるから、見たまんまの味わいってこともしばしばある。


ビストロでワインを選ぶときは、
勉強して得た知識なんか、ちーっとも役に立たないから忘れたほうがいいよね。
もしろ、その偏見が
最高の一本と出会えたはずの今夜を、
なんの感動もない、ただの夜にしちゃうことだってあるんだ。


もちろんどちらを選ぶかは君の自由。


ワインは、わからなくて当たり前。
今夜、飲むワインは、お店の人に聞きながら決めるのが正解だ。

妙な知ったかは損しちゃうゾ!



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