ワインの真実。
寝たり、起きたりする。
いや、休日の話じゃないよ。
上り坂、下り坂がある。
いや、はまった火曜のドラマの話でもないんだ。
ワインは年月をかけてゆっくり変化・熟成していく。
聞いたことあるでしょ?
まるで大きな放物線を描くように。
数年で山の頂上(美味しい飲みごろのピーク)につくワインもあれば、
何十年もかけて頂上を目指すワインも。
じゃぁ、その放物線が昇っているときは、
昇ってる(日々、美味しくなってる)だけかというと
実はそうじゃないことに気付く。
同じワイン、同じヴィンテージのワインを
何度もテイスティングしてるとわかってくることなんだけど、
ワインは、もっと短い周期でも
寝たり、起きたりする。開いたり、閉じたりするんだ。
その波の大きさや幅はワインによって様々。
半年だったり、1、2年周期だったり。
上り坂、下り坂がある。
いや、はまった火曜のドラマの話でもないんだ。
Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。
今日は、ワインのはなし。ワインの真実。
聞いたことあるでしょ?
まるで大きな放物線を描くように。
数年で山の頂上(美味しい飲みごろのピーク)につくワインもあれば、
何十年もかけて頂上を目指すワインも。
じゃぁ、その放物線が昇っているときは、
昇ってる(日々、美味しくなってる)だけかというと
実はそうじゃないことに気付く。
同じワイン、同じヴィンテージのワインを
何度もテイスティングしてるとわかってくることなんだけど、
ワインは、もっと短い周期でも
寝たり、起きたりする。開いたり、閉じたりするんだ。
その波の大きさや幅はワインによって様々。
半年だったり、1、2年周期だったり。
ワインの真実は、 この波を繰り返しながら、大きな放物線を描く。 ワインは、時を味わうもの。 開いたり閉じたりを繰り返しながら、 ゆっくりと美味しさのピークを目指してるんだ。 |
すごくお気に入りで、この料理にぴったし、とか
あの人の好みにきっとどんぴしゃだからぜひ飲んでもらいたい、
なんて考えていても、グラスに注ぐと違う表情を見せることがあるからびっくりしちゃうよね。
もっと、奥行きがあったはず、とか
あの華やかな香りはどこ行ったの? とか。
確かにあったはずの魅力が感じられなくなることがある。
実はこれは、そのワインがダメになっちゃったんじゃなくて、
寝てる周期に入っちゃったってこと。
こうなると、どうしたってダメ。
大きなグラスで回そうが、時間をかけて飲もうが、
ぐずるだけでますますひどくなるばかり。
ワインとの出会いは一期一会。
それもまたワインだけど、
でも、最高のタイミングで、そのワインの本当の魅力を味わいたいのも本音でしょ?
ワインに関わる僕たちの、忘れちゃいけない仕事。
開拓、仕入れや温度管理、最適なグラスでの提供、そんなことよりも大切なこと。
それは、いま出会ってるワインに対する愛情だ。
― あ。閉じかけてるな。
そのほんの小さなサインを見逃さないことに尽きる。
本来ならもっと美味しいワインなのに、
イマイチって思われるとしたら、それは僕たちの責任。
持ってるポテンシャルを
これでもか、と感じてもらえる最高のタイミングのワインだけをおすすめする。
どう? すっごい楽しいでしょ?
だから、小さな下り坂に差し掛かったと気付いたワインは
しばらくの間、文字通りお蔵入りに。
一年くらいは、僕たちもその存在を忘れるくらい、
じっくり気長に寝ててもらうんだ。
今年の夏か、来年の春か。
いまも、蔵の中で(セラーの中で)
目覚めるのを、上り坂に向かうのを待っているワインもたくさんあるんだ。
これはもう、あの漫画に出てくるような天才ソムリエでもない限り
実際に毎日飲んでる僕らにしかわからない領域。
タブロノワールのいつもの風景。
今夜にぴったりのワインをマダムが数本、おすすめする。
それは、けっして伊達じゃない。
遠く離れたワインを育む、あの豊かな大地から、
場所も時間も旅してきた。
世代を超えて、時代を超えて大切につくられたその一本のワイン。
あわてないで、飲み頃の最高に美味しいタイミングで
最高の笑顔と一緒に味わってあげたいよね。
あの人の好みにきっとどんぴしゃだからぜひ飲んでもらいたい、
なんて考えていても、グラスに注ぐと違う表情を見せることがあるからびっくりしちゃうよね。
もっと、奥行きがあったはず、とか
あの華やかな香りはどこ行ったの? とか。
確かにあったはずの魅力が感じられなくなることがある。
実はこれは、そのワインがダメになっちゃったんじゃなくて、
寝てる周期に入っちゃったってこと。
こうなると、どうしたってダメ。
大きなグラスで回そうが、時間をかけて飲もうが、
ぐずるだけでますますひどくなるばかり。
ワインとの出会いは一期一会。
それもまたワインだけど、
でも、最高のタイミングで、そのワインの本当の魅力を味わいたいのも本音でしょ?
ワインに関わる僕たちの、忘れちゃいけない仕事。
開拓、仕入れや温度管理、最適なグラスでの提供、そんなことよりも大切なこと。
それは、いま出会ってるワインに対する愛情だ。
― あ。閉じかけてるな。
そのほんの小さなサインを見逃さないことに尽きる。
本来ならもっと美味しいワインなのに、
イマイチって思われるとしたら、それは僕たちの責任。
持ってるポテンシャルを
これでもか、と感じてもらえる最高のタイミングのワインだけをおすすめする。
どう? すっごい楽しいでしょ?
だから、小さな下り坂に差し掛かったと気付いたワインは
矢印のこのあたりなイメージ |
しばらくの間、文字通りお蔵入りに。
一年くらいは、僕たちもその存在を忘れるくらい、
じっくり気長に寝ててもらうんだ。
今年の夏か、来年の春か。
いまも、蔵の中で(セラーの中で)
目覚めるのを、上り坂に向かうのを待っているワインもたくさんあるんだ。
これはもう、あの漫画に出てくるような天才ソムリエでもない限り
実際に毎日飲んでる僕らにしかわからない領域。
タブロノワールのいつもの風景。
今夜にぴったりのワインをマダムが数本、おすすめする。
それは、けっして伊達じゃない。
遠く離れたワインを育む、あの豊かな大地から、
場所も時間も旅してきた。
世代を超えて、時代を超えて大切につくられたその一本のワイン。
あわてないで、飲み頃の最高に美味しいタイミングで
最高の笑顔と一緒に味わってあげたいよね。
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Bistro Tableau Noir (←ホームページ)