牛すじロック Culottes de bœuf braisées au roquefort

Bonjour!
どうも、シェフです。

昨日は風も強くてちょっと寒かったけど、
新しい季節はもうそこまで来てる。もうちょっとだね。
街を歩く人の服装も
重い冬のコートから、軽やかな春のコートに。
見た目だけじゃなく、きっと気持ちも軽やかに衣替え。

しっかり重めの赤ワインが好きな僕も
こんな季節は、ちょっと軽やかなタイプも気になっちゃうから不思議だ。


そうそう、先日、新しいロックフォールが入荷して、
いままでとの微妙な違いを把握しておきたくて、しっかりと食べてみたんだ。
そのままつまんで、パンにのせて、ワイン、オードヴィにあわせて。

なめらかさと柔らかでコクのある香り。
決してシャープじゃない包み込まれるようなこの魅力は、
間違いなくロックフォールならでは。

美味しいなぁ、と仕事を忘れて? うっとりしてたら、
キュイジニエの宿命だね。
あの料理が作りたいってビビビッと電気が走ったよ。

フランスでは一般的な組み合わせ、
牛肉とロックフォール。
香りが喧嘩しないで、共存して、高め合う。
他の肉じゃ、ちょっとピンと来ないな。
これをタブロノワールの料理に落とし込む。

使う部位は、しっかり動いてうま味の濃い牛すじ。
それも、お尻のお肉についてる弾力のある部位を。
玉葱をたっぷり使って、白ワインとフォンブランでブレゼする。
鍋に残ったスープをぎゅっと煮詰めて、香り高いソースに。

Culottes de bœuf braisées
au roquefort ,tuile à l'ognon
 
(キュロットドブフ ブレゼ オロックフォール テュイル アロニョン)
 
牛すじのブレゼ ソース ロックフォール、
玉ねぎのテュイル

Culottes de bœuf braisées au roquefort ,tuile à l'ognon


牛すじは、もちろん岩に見立てて。
え?だって、牛すじロックだから、、、。

玉ねぎのテュイルを割って、苦味と甘い香りを一緒に味わってみてほしい。

あわせるワイン?
それはもう決まってる。
しっかり重めの赤ワインが好きな僕も
ちょっと軽やかなタイプも気になっちゃうこんな季節。
ビストロにいちばん似合うワインは、どんな味わいだったっけ?

春の訪れをビストロでお祝いしようか。
Ça s'arrose!

ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


chef

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