Cassoulet
南西フランス、ラングドック地方の名物料理。
いまでは、フランスを代表する地方料理のひとつだね。
旅行雑誌にも必ず載ってるんじゃないかな?
白いんげん豆と、塩漬け肉を土鍋ごとオーヴンで煮込む。
Cassoulet
カスレ
Cassoulet |
3つの都市で、自分たちのカスレが本家本物と主張して譲らないのは有名な話。
Castelnaudary (カステルノダリ)、Carcassonne (カルカソンヌ)、Toulouse (トゥールーズ)。
遠く離れた僕たちからしたら、
どれも魅力的で、どれも本物でいいでしょ。って思うんだけどね。
鴨、ガチョウのコンフィ、ソーセージ、豚肉、羊に鶉。
素材は変われど、味の基本は同じ。
オーブンで、じっくりと焼き煮して、
白いんげん豆がお肉のうま味、脂をしっかり受け止める。
それらすべてが混然一体となった美味しさだ。
個人的には、少し煮崩れかけたくらいがやさしくて好きだな。
起源は諸説あるみたいだね。
① 7世紀くらいにはつくられてた、とか
② 十字軍の兵士を癒すために、とか
③ 百年戦争の最中、包囲されたCastelnaudary でつくられた、とか
④ いやいや、新大陸発見のあとに誕生したはずだ、とか。
どこの街で生まれたかも、もめてるとなると、
こりゃー簡単に決着はつきそうにないよね。
僕の一押し起源は③。
時代背景もその理由だけど、
Cassoulet に対する現地の人々の愛情の深さや、
秘められたロマンには、一番ふさわしい気がするんだ。
みんなはどう思う?
発祥の地とは遠く離れた高松で
南西フランスのパワーが体の奥からみなぎる、
力強くもやさしい料理を食べながら
豊かな大地に旅する気分で、一緒に考えてみない?
コンフィについては、→ クリック
皮をばりっと焼いた鴨もも肉のコンフィと、豚のいろんな部位の詰まったソーセージ、
そしてすべてを受け止める白いんげん豆。
あ~もう想像しただけでたまんない。
今夜のワインに悩んだら、Languedoc のワインを傾けてみようか。
もちろん、Beaujolais のガメで心も一緒に潤していくのもおすすめだ。
フランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
chef
「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。・LE GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS (map)
・公式ガイドブック (PDF)