Quenelles à la lyonnaise, sauce nantua

予告。
11月15日(木)から登場だ。
美食の都のスペシャリテ。


Quenelles de poissons à la lyonnaise, sauce nantua
(クネル ド ポワソン アラ リヨネーズ、ソース ナンテュア)
 
クネル ソースナンテュア


上品なつみれって紹介されがちなリヨン名物・フレンチはんぺん。
誤解したまま食べてもつまんないだろうから、解説するっち!
作り方を知れば、なんとなくイメージできる・・・かな?


いくよ!


1、白身魚(今回はスズキさんとタイさん)の身をミンチにして、フードカッターにかけて塩を加えてよーく粘りを出すように混ぜる。熱が出ないように、でも粘りはしっかりと出す。そうしないと2と3が入っていかないからね。

2、そして、たっぷりの卵(全卵)を何回かに分けて分離しないように加えていく。
かなりゆるい状態になるよ。それも1で粘りが足りないと入っていかないんだ。

3、動物性の油脂(エスコフィエだとケンネ脂になってるね。僕はラードをチョイス。仕上がりの味のバランスだ。)を溶かして、常温に冷めた状態で糸のように垂らしながら混ぜ込んでいく。
油脂の温度が大切。高温だとすり身にダメージを与えてしまう。でも冷たいと固形の脂になっちゃうからその手前を見極める。

4、つなぎとして、panade(パナード)を加える。
パナードは、シュー生地みたいに作る。牛乳とバターを鍋で沸かして、ふるった粉を一気に入れて弱火のままよく混ぜる。鍋底がキレイに剥がれるようになったら、卵を少しずつ加えて、余熱で火を通したものだ。
これも、常温に冷めたものを。

5、大きめのスプーンでラグビーボール型に成型し、スープでやさしく中まで火を通す。
静かに沸いている状態。液面が微笑んでるように。

これに sauce nantua をかけて、オーブンへ。
スフレみたいに膨らんで、黄金の焼き色がついたら出来上がりだ!



Quenelles de poissons à la lyonnaise, sauce nantua
(クネル ド ポワソン アラ リヨネーズ、ソース ナンテュア)
 
クネル ソースナンテュア

Quenelles à la lyonnaise, sauce nantua

どう?
相変わらず、フォトジェニックじゃない?見た目じゃなんだかわかんない?

まぁ、食べてみてよ。
Lyon が美食の都と称えられる理由がわかるから。

これが、リヨンのスペシャリテ Quenelle(クネル)。
フワフワだけじゃない、もっちり、ねっとりが信条だ。

もちろん、ボジョレの新酒と舌鼓

いいかい?
油断しておしゃべりしてると、しぼんじゃうからね。

アツアツ、ハフハフで、Bon appétit ‼






オイラ、美味しいソースになるんだゼ!
ピース!

あ、サインは L だよ

2018年11月15日(木)解禁

Bojo2018!  Allez, on y va‼

あと、3日!

リヨンの民になりきって解禁を待つ。
これがほんとのお洒落なんじゃない?



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
LE GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS  (map)
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