Corsica
Salut! Comment ça va?
どうも、シェフです。
やっと紹介できるね。
熟成を経て、今夜からお目見えするフロマージュは、
コルス(コルシカ島)から届いた羊乳チーズ、ブルビ。
その名も、「 コルシカ 」
白カビで覆われた、やや硬めの外皮。
ナイフを入れると、あれ?固いのかな?と思った瞬間、
ふわぁっと中まで切れていく。
ねっとりむっちり薄い乳白色の美肌が顔を出すんだ。
香り高いのに、優しい味わい。クセになる美味しさなのに、なんて上品!
さぁ、お待ちかね。コルスのブルビ、「コルシカ」だ!
Corsica
コルシカ
まず、外皮と中身の対比が やみつきポイントなんだ。
それは、食感はもちろん、あふれる香りも。
噛みほぐすたびにジロール茸を思わせる皮は、杏やオレンジがじわり。
美しい乳白色は、羊ミルクの優しい甘さ。
舌と上あごで潰そうとすると、ふわぁと溶けていく。ナッツの芳醇がいつまでも残って、クリーミーな余韻がたまらない。
コルスは、地中海に浮かぶ山と呼ばれるだけあって、海岸線からすぐ崖のような山がせり上がる。牛は(今は食用だけど)かつてはあくまで農耕用。乳はもっぱら羊と山羊が担うんだ。
そして羊たちは、自然あふれる島を放し飼いにされて元気に駆け回り、香り高い亜高山帯の草花を食べて育つ。もうそれだけでコルスの羊乳チーズがうまい理由、分かる気がするよね。
秋風が心地いいこの季節。コルスの香りに包まれるのも悪くない。
じっくり溶かしほぐすように、あふれる香りをお楽しみください。
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さて、みんなのフロマージュ♡愛を ひしひしと感じる今日この頃。
じわじわと浸透してきた例の決め台詞で、
フロマージュを注文してくれるお客様が増えてきた。
そう。かっこいいリヨンの夜の過ごし方への、とっておきの決め台詞。
- デセールの前に、フロマージュを。
メイン料理を食べ終わると、黒板に顔をやりながら、なんだかみんながソワソワし始める。
自慢のフロマージュのラインナップを舐めるように見てるサインだ。
- さぁどうする?
- 今夜は何があるの?
そんな黒板を眺めてる様子が、もう嬉しくてね。毎日の熟成へのお世話にも熱が入ります。
気になったひとつのフロマージュを狙い撃ちするもよし。
オ・ド・ヴィにあわせて、僕チョイスの盛り合わせで少しずつ味わうもよし。
食べごろを迎えたフロマージュで、今夜も美味しいため息をいっぱいこぼしてください。
NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
フランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を
chef
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Bistro Tableau Noir(←ホームページ)