Gras-double


Salut! Tu vas bien? 
どうも、シェフです。

今日は、

 - リヨン料理って、どんな料理?

な疑問を、スッキリ解決してくれる料理をご紹介。
その特徴的な味わいから、誕生した歴史の背景まで、まるごと美味しく召し上がれ!

その名も「リヨン風 ミノ」、美食の都でしか味わえない名物料理だ。

Gras-double à la lyonnaise
( グラドゥーブル アラリヨネーズ )
グラ・ドゥーブル
内臓特有の臭みを取り除きつつ、
内包する旨味を引き出すことで生まれる美味しさ。
美食の都にとって、内臓は
まさに磨けば光る、宝石の原石なんだ。


料理名の Gras-double(グラドゥーブル)は牛の第一胃、ミノのこと。
リヨンならではの、細切りミノ炒めだ。


交通の要衝としての利点を生かし、近郊の特産品を存分に活用し、世界を虜にした料理の数々。でも、フランス一の美食の都は、意外にも華々しく贅を尽くした料理じゃなく、労働者が生きるための料理に特化して発展してきた。

食べることは生きること。
少しでも、安く、美味しく、栄養満点に。

リヨンが内臓料理の宝庫なのも頷ける。
フランス中を探しても、ここにしかない料理ばかりなのは、歴史が物語るってわけ。

そしてリヨン料理の味の骨組みは、
炒め溶かした玉葱と、ワインビネガー。

素材の力強さを生かしつつ、
料理にどこまでも寄り添いたい奥行きと、
いっきに笑顔はじける元気な香りを纏わせる。

甘いんじゃない。酸っぱくもない。
甘と酸の、その絶妙なバランスで味わいの輪郭をくっきりとさせる。
これこそがリヨン料理の醍醐味なんだ。

きっと、その香り、その食感、奥行き、懐の深さに驚いちゃうはずだ。
言うまでもなく、ボジョレの赤に絶望的に合うぅ~!。
まさに、美食の都の真骨頂!

リヨンっ子よろしく、ビストロの夜は飲み過ぎに注意が必要だね。
今夜もボジョレでサンテ!



NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef




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