Rascasse panée à la provençale

夏の魚料理は、マルセイユのシンボルに南仏の香りを纏わせて。

南仏の港町で
海のサソリだなんて呼ばれて愛されてる、旨味の濃いあの魚。
ウロコをとるときもトゲに注意しないと、かなり痛いからね。
なんたって、海のサソリだ。でも、うまいんだよね。

そう、ビストロを夏にするその魚は、マルセイユのシンボル。

カサゴ 

フランス語で rascasse (ラスキャス)



Rascasse panée à la provençale,
sauce aux légumes au pastis
(ラスキャス パネ アラ プロヴァンサル、ソース オ レギューム オ パスティス)
カサゴ の プロヴァンサル
Rascasse panée à la provençale, sauce aux légumes au pastis

どう?
やっぱりビジュアル的に地味?
フォトジェニックさを目指さないあたりが、らしい?
骨太なビストロは、質実剛健、滋味なところが魅力。
けっこう好きでしょ?こういう感じ。


長くならない程度に、作り方をちょっとだけ。
初めての美味しさを妄想してみて!

カサゴの皮をひいて、ムースを重ねる。
パン粉をつけたその面だけを、たっぷりのオリーヴオイルを流したフライパンでじっくりと焼いていく。
カリカリに香ばしく焼き色がついたら、
鍋に移して、鍋ごとオーヴンで蒸し焼きみたいな状態で加熱する。(蓋はしない)

その鍋に中には、
フュメ(魚の出汁)とパスティス、細かく刻んだ香味野菜、トマト、パセリ。

カサゴの旨味をぜんぶ受け止めて、そのまま極上のソースに仕上がるんだ。


pané(パネ)は、パン粉をつけた料理のこと。
だから、エビフライやとんかつもフランス語だとパネだ。

パネの魅力はその食感。

ナイフで切る度、フサッ。 そして、噛む度に、フサッ
加熱時には防御壁(断熱壁?)の役割もして、
その身は驚くほどふっくら、しっとり。

たっぷりソースを絡めて味わえば…
もう、ぜったいにみんな夏が好きになる。

Rascasse panée à la provençale, sauce aux légumes au pastis
カサゴ の プロヴァンサル


今年も、太陽の季節がやっきた。
ビストロで、こっちから夏を迎えに行っちゃおう!



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

chef


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
 公式ガイドブック2020(PDF)(←超最新版です。)


フランスって美味しい!
タブロノワールのHP 
→ Bistro Tableau Noir 

Tel : 087-813-2014

定休日は火曜日です。