Le Parfait

フォワグラ と ブリヨーシュ
 
Foie gras en bocal à l'ancienne et brioche
avec pruneaux au cassonade
 


昨年の秋くらいから黒板に仲間入りしたフォワグラ。
フランス料理ならではの魅惑的な食材だ。
でも、素材の違いが味の大部分を決めるから、
残念だけど高松では諦めていた食材だったんだ。
こんなときばかりは、東京と地方都市の差を痛感する。
良質なフォワグラがなかなか手に入らなかったんだ。

でもね、
ようやく、入手できるようになった。素直に嬉しいね。
 
調理には繊細さが求められるので、気を使うけれど、
ワインと一緒に、頷きながら笑顔で食べている様子を見ると、
こちらまで笑顔になれる。

そんなフォワグラを楽しむのに欠かせないのが 
卵とバターをふんだんに使った、リッチなパン、ブリヨーシュ
そしてカソナードで炊き上げた、プルーン だ。

まだあるよ。
それは、
愛らしいフォルムの “ 瓶 ” bocal




よくある、テリーヌに仕立ててもよかったんだけど、
ちょっと、気取りすぎて、うちらしくない。
どうせなら、もっと無骨に、
ざっくりとフォワグラを楽しめてもいいんじゃない? 
ビストロらしく、フランスよりも、もっとフランスらしく。
そんな思いで、昔風な瓶詰で仕上げたこの料理。 
香りが逃げずに、すべてとじこもっているから、
想像以上に、芳醇な仕上がりになったかな。

そんな、美味しいフランス を演出する愛らしい瓶。
ちょっと気になる、この瓶は、

Le Parfait
ル・パルフェ  

そう。
もちろん、フランス生まれだ。




ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


chef

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