On mange tout dans le cochon, même les oreilles!
オレイユ パネ
黒板をじっくり眺めて、思わず二度見しちゃうお客様続出のこのメニュー。
「 え? 耳??」
見なかったことにするか、興味を持って、
どんなですか?と聞いてくれるか完全に分かれる。
厨房からそんな反応を眺めるのもちょっと楽しいこのメニュー。
これ以上、エスプリが漂う料理はないんじゃないかってくらい、
“ フランスな一皿 ” だ。
Oreilles de porc panées
à l'ognon en chemise, sauce gribiche
à l'ognon en chemise, sauce gribiche
(オレイユ ド ポール パネ アロニョン アンシュミーズ ソースグリビシュ)
オレイユ パネ
(豚耳のパン粉焼き)、ソース グリビッシュ
そしてソースと付け合わせ。
ソース グリビッシュ と 玉葱のオーブン焼き。
à l'ognon en chemise, sauce gribiche |
聞いたことあるかな?
ソースグリビッシュ。
ゆで卵の黄身を乳化させてつくるこのソースは
ハーブとケーパー、コルニッション、ディジョンマスタードで酸味と香りがあふれだす。
タルタルソースに似てるんだけど、
そうだね、説明じゃ難しいけど、比べるなら
野暮ったくなくて、輪郭がくっきりしてる、かな?
そして、皮ごと、まるごとオーブンでじっくり焼き上げた玉葱。
甘さと香ばしさ、そのとろとろ具合が魅力。
耳と一緒に、または交互に口に運んで、
香りと一緒に漂ってくるエスプリに耳を傾けてみてほしい。
豚はすべてを食べる、耳までも! |
On mange tout dans le cochon, même les oreilles!
耳は二つだから、必ず複数形。
フランス語を学び始めると初めにぶつかる壁だな。
壁に les oreilles あり。
フランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
chef