言い出しっぺは

パティシエとか、ソムリエとか聞いたことあるでしょ?
pâtissier フランス菓子職人と、
sommelier ワインと飲み物すべてに関わる責任者のことだ。

でもね、僕にとって一番肝心な言葉が日本では浸透していない。それは、

フランス料理をつくる人。

日本だと、いろんな呼び方があるよね。
料理人、コック、調理師、シェフ、・・・とか?

料理人って言葉は、う~ん、僕だけかな?包丁一本~みたいなイメージがして。
コックは、英語だから(オランダ語が元みたいだけど)、
洋食屋さんならしっくりくるかもね。
調理師は資格としての言葉。
そして、シェフは役職のこと。英語の chief と同じだ。
もちろん、chef de cuisine で料理長という意味になるけど、
本当はそれだけで料理をつくる人という意味ではないはずだ。

じゃあ、フランス料理をつくる人は?

それが、
cuisinier
これが、フランス料理をつくる人、のこと。
なぜか、日本じゃ市民権が得られてないよね。


なんで?



パティシエだって20年前はあまり聞きなれない言葉だったはずだけど、
今では子供たちのなりたい職業ランキングで上位に“パティシエ”って言葉で入る。
くやしー!
パティシエより音節がひとつ多いから?言いにくい?
キュイジニエも数年後には浸透させたいね。

広めるんだから声をにして言っていかないとね。

 “ キュイジニエ ”

僕は、役職や立場としては、オーナーシェフなんだけど、
その前に、いちキュイジニエとして恥じない仕事をしていく。

全国のフランス料理を作っている人、キュイジニエが、
もっと、自分たちの仕事に誇りをもってちゃんと主張しないとだめよね。

一般的な言葉じゃないなら、僕が高松から発信しちゃうかな。




さぁ数年後、“キュイジニエ” が本当に一般的になったら、
言い出しっぺは僕だよ。

やったね。



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


chef


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