Radis au beurre


Salut! Tu vas bien? 
どうも、シェフです。

今日は、当店の黒板メニューではなくて、リヨンっ子の大好きなおつまみを紹介。

友人を家に招いたら、食事の前にアペリティフ。
軽いおつまみとワインで話に花を咲かせちゃう。いいよね~。

おつまみ なに作ろうか? 悩んじゃう?
気取らない仲間との楽しい時間に、手をかけ過ぎた料理は逆効果なことも。
でもやっぱり、なにか気の利いたものを準備したい。

そんな時にもってこいなおつまみは、これ。
みんなも、ぜひやってみて。

Radis au beurre
ラディ・オ・ブール
ラディッシュ & バター


お皿に山盛りのラデッシュと上質なバター
あとは、パンがあれば完璧だ。拍子抜けするくらいに簡単だね♪
(※バターは無塩バターだよ。)
ラデッシュにたっぷりとバターを付けて塩を振ってパクリ。

たったそれだけなんだけど、瑞々しさと、かすかな苦みに、バターの甘さが癖になる、
リヨンでは大人も子供も大好きな、定番おつまみなんだ。

でも、日本人に野菜にバターつける感覚はない?
マヨネーズなら あり?
じゃ、問題なしだね。マヨネもほぼ油。ね、同じでしょ?
(ちなみに、→マヨネーズの作り方
ポイントは、バターは薄く塗るんじゃなくて、たっぷりとのせるイメージ。
そう。たっぷりと!

罪悪感?背徳?
そんなことを考えちゃ、美味しいものは食べられない。
バターは、たっぷり、のせる!



僕がハタチの時のフランス料理の師匠がこのラディオブール、大好きでね。
一緒に市場に買い出しに行くと、決まってどっさりとラデッシュを購入。

 - あれ? 今日、使う予定あったかな?
ってちらりと思って持って帰ると、ざっと洗ってザルごとテーブルへ。

 - さぁ、食べよう。
って、賄い用なんだ?(笑)

慌てて、バターと塩を用意するのが僕の仕事。
さっぱりと美味しいもんだから、ポリポリ食べる手が止まらない。
バターを載せては塩を振ってパクリ。うまいんだよね。

仕事の打ち合わせもするけど、大抵がくだらない話で盛り上がり、気がついたら山盛りのラデッシュもあっという間に空っぽだ。

懐かしいね。
いまでも、元気いっぱいのラデッシュを見つけた時は、ついつい食べたくなるんだ。



コース料理の軽めのアントレとしてこんな一皿を。
もっちりと歯切れのいいトーストに、バターを載せて薄切りのラデッシュ、塩。
奥は、オリーヴとパン粉の砂に植わった、畑で取れたてのラデッシュを食べるイメージで。

Radis au beurre
ラディ・ブール
Radis roses au beurre



もとは何のことない、ざっかけないおつまみ。
でも、食べるとやっぱり美味しいんだから、見過ごせないよね。

単品で、黒板に書くことはないと思うんだけど、
コース料理のスタートとして、こんな一皿も楽しいんじゃないかな?

リヨンの友人宅に招かれた気分で、盛り上がること間違いなしだからね。



 




NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を。 

chef


フランスって美味しい!
Bistro Tableau Noir