イメージから選ぶ今夜のワイン
毎年、6月のお楽しみ。
タブロノワールはルネサンス香るトゥーレーヌのお祭り。
ワインだって、とことんトゥーレーヌ。
私たち二人でた~くさん飲んで選んだおすすめワイン。
トゥール近郊でつくられた今年のとっておきは、
こんな味わい、
そして、こんなイメージの膨らむワインたち。
ビストロの夜。どの一本と過ごしますか?
・・・・・
ソーヴィニョン。
ライムのすがすがしさ。
ライムのすがすがしさ。
シャープな輪郭に、コクをあたえる爽やかな苦味。
この白ワインを例えるなら 古代遺跡、祈りの象徴。
豊作を願う女神が描かれた
あの壁画のように、清く、深く。
・・・・・
庭に咲く、可憐な花の蜜の香り。
心地よい透明感と果実味、少しの苦味。
華やぎ、品格、無骨で複雑。
これぞシュナンブランの真骨頂。
このワインを例えるなら 人生の深み、難しさ、面白さ。
これまでの自分と、これからの自分。
希望に満ちた白ワイン。
・・・・・
すすけた暖炉に火をおこし、
食事の準備に取りかかる。
ロワール川を見下ろす王の居城、
いつもの彼女の仕事場で 日々ひたむきに腕をふるう
女性料理人が主役の映画のように
明るく美しい赤ワイン。
バラの華やかさと桃の清涼感。
しなやかでやさしい酸とミネラルがまとめる