oreilles panées



前回、さらっと書いてスルーしようとしたんだけど、
やっぱり、ツッコまれるよね。

 
塩漬けにしてうま味をぎゅっと濃くしたjarret(豚すね肉)を
choucroute(シュークルート)で柔らかく煮込んで、
主役の座を奪うかのように、oreilles panées(豚耳のパン粉焼き)を豪快に。
そしてお決まりのpetites pommes de terre(じゃが芋)を添えて。
moutarde de Dijon(マスタード)も忘れちゃいけない。
これでもかとたっぷりとつけて、
夏の煮込みを口いっぱいに頬張ってほしいな。


Choucroute garnie d'été

「豚耳のパン粉焼き」
Oreilles panées
( オレイユ パネ )

パネは、パン粉をつけること、またその料理。
この場合はパン粉焼きってこと。

そう!
豚の耳だ‼
porc
このブログでも何度も書いてる、
フランスは豚肉を愛する国だってこと。

鼻の先からしっぽまで、受け継がれてきた知恵と技術で大切に食べる。
もちろん、耳だって。

oreilles de porc
豚足とはまた違う、ねっとりとしたゼラチン質と軟骨。
口に含むと、特徴的なその食感とともに豊かな香りがあふれだす、
それがフランス料理の豚耳だ。
こればっかりは、食べてみないとわかんないかもしれない。

言葉で説明するより、食べてみて。
え?だめ?

だって、 oreilles panées (オレイユパネ)の美味しさをちゃんと書きはじめちゃうと
また、読むのが疲れる、長ブログになっちゃうよ?



ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


chef

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