figues mi-séchées
写真は無花果。
これから、低温のオーブンで
5~6時間かけてゆっくりとセミドライにして
その美味しさを、ぎゅっと凝縮してあの料理に使っている。
予想以上に反響がある
黒板に仲間入りしたあのメニューだ。
僕はいたって真面目なのに、
ほとんどのお客様が、信じられないのか、
黒板のその3文字を2度見する。
それから、
興味を持ってどんな料理か聞いてくるか、
見なかったことにするか。
そんな、両極端な反応が楽しかったりもする。
フランスらしいあの食材。
鶏の・・・、
フランスでは、その美味しさはもちろん、
美や健康のためにも大切にされてきた食材。
そう、 「トサカ」 だ。
Blézotto aux crêtes de volaille et figues
(ブレゾット オ クレート ドゥ ヴォライユ エ フィーグ)
トサカと無花果のブレゾット
(麦のリゾット仕立て 赤ワインソース)
ほんのり甘い香りの赤ワインソースと
カリッと香ばしいクルトン。
一緒に楽しむのは、
涼しくなってきたこんな季節にぴったりの
濃厚な果実味の赤ワイン。
そうだね、
ローヌかラングドックのグルナッシュがドンピシャかな。
フランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
chef