Daube ďAvignon au vin rouge, nouilles à ľorange

Salut! Tu vas bien?

どうも、シェフです。

夏は、リヨンを飛び出しヴァカンスの地へ! 旅する気分で味わう プロヴァンス
ってことで、先月からどっぷり南仏なタブロノワールです。

黒板を眺めながら、
 - あぁ、プロヴァンスの風景が浮かんでくる!
そんな興奮と一緒に、ロゼワインを相棒に楽しむお客様 続出だけど、
夏を楽しくする、ナツメニュー、第2幕がそろそろ始まります。

まずは、この街の料理から。


立派な橋が、川の途中で止まってるあの風景があまりに印象的な
プロヴァンスの人気観光都市、Avignon アヴィニョン。

アヴィニオンじゃなくて、アヴィニョン。

かつて教皇庁が置かれた、中世の雰囲気を色濃く残すこの街は、
フランス南東部、ローヌ川のほとりの美しい街だ。

でも、きっとこっちのほうが有名かな。

Sur le Pont ďAvignon ♪

え? なんだかわからない?

単語解説すると、どう?
sur ~の上に、le pont は、橋だ。

♬スュールポーン、ダーヴィニョーン


そう。アヴィニョンの橋の上で。あの歌はフランス民謡なんだね。
踊ろよ♪ 踊ろよ♪
橋の完成を祝って、橋のふもと(さすがに上では狭くて踊れなさそう。)でみんなで輪になって踊った様子を伝える歌だ。
話はさらに逸れるけど、ちなみに訳が素晴らしいんだ。ちょっと調べてみればわかるんだけど、フランス語の歌詞と、ほぼそのまんま。それを、同じメロディに乗せてる。すごいよね。世界の民謡って原曲とまるで違う歌詞になってるの多いじゃない。例えば鬼のパンツとか。


いまは、対岸までは渡れない橋だけど、
栄華を極めた時代が確かにここにあったって、僕たちに語り掛けてくるようで
ローヌ川に架かった橋と、ゆったりとした川の流れに、
そこを離れられず、長い時間立ち尽くした記憶がよみがえる。

ほんとに素敵な街なんだ。
また、みんなもぜひ機会があったら訪れてみて。


今日は、そんな Avignon アヴィニョン のスペシャリテを。

南フランスを代表する煮込み料理と言えば、Daube ドーブ。
牛肉や羊肉をワインで漬け込んで、じっくりと時間をかけて仕上げる。

フランス料理の定番、赤ワイン煮込みの南仏版だね。
家庭の数だけ、いろんなドーブがあると言われるくらい、人々の生活に密着してるこの料理。街ごとの特徴もはっきりと出て面白い。

そして、アヴィニョンのスペシャリテももちろんドーブだ。
Daube ďAvignon(ドーブ・ダヴィニョン)

料理名に、街の名前がついてるところからして、期待大でしょ?

Daube ďAvignon(ドーブ・ダヴィニョン)は、
羊肉をオレンジと赤ワインで煮込む。

漬け込むことでしっかりと感じられるワインの香り、
オレンジがソースの余韻を爽やかに演出し、
夏の赤ワイン煮込みも、「あり」だね。って実感してくれるはずだ。


Daube ďAvignon au vin rouge, 
nouilles à ľorange
( ドーブ ダヴィニョン オ ヴァンルージュ、ヌイユ ア ロランジュ )

ドーブ・ダヴィニョン
(仔羊肩ロースをオレンジと赤ワインでブレゼ・教皇庁アヴィニョンのスペシャリテ)



手打ちのヌイユにも、オレンジの皮を練りこんでどこまでも爽やかに。

合わせるワインは、
赤ワイン煮込みって聞くと、みんなはきっと濃い目の赤ワインを期待するんだろうけど、
ここは、オレンジの香りが際立つ、ロゼを。
びっくりするよ。絶望的に合うから。

こんなところも、プロヴァンス料理らしさ。
夏のヴァカンスは、こうでなくちゃね。






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レストランの語源は【restaurer】レストレ「復元する・回復する」


僕たちの日常を少しずつ。

精一杯の「安全」と、

「美味しい!」で みんなを元気にさせちゃうからね。

さぁ、ビストロへ行こう!




ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 

capitaine(←)(chef) 


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
 ・LE GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS   (2021/1/21 更新)
 


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