Santé!


Salut! Tu vas bien?
どうも、シェフです。

久々の、「Lyon に旅する気分でフランス語」
それじゃ、いっしょに~、On y va‼

BOJOも解禁になったし、今日のフレーズは、乾杯! 

まずは、
Tchin-tchin! チンチン

グラスをぶつけない代わりに、その音を口で言ってるんだね。
かつての毒の有無の確認から生まれた乾杯。2回重ねて言うのは、1回目は自分のグラスを相手のグラスに押し当てて中身のワインを移し、2回目は相手が押し当てる。チンチン!

Allez! アレ
さぁ!飲もうぜ!みたいな掛け声かな。
会を始める時。美味しい夜のスタートに。

À votre santé! ア ヴォトㇷ サンテ
あなたの健康に乾杯!みたいな意味。

親しい間柄なら、
À ta santé! ア タ サンテ
どう?雰囲気出てきたね。

たまには気取って、
À tes yeux! ア テ ズィゥ
君の瞳に乾杯!
ただ、フランス人でもこれを言った後は、笑います。

もっと短く簡単に、
Santé! サンテ! ソンテ!が一番ビストロらしいかな。
グラスを少し持ち上げて、相手の目を見て、Santé! サンテ!

たったこれだけで魔法がかかる。
ビストロで過ごす楽しい時間が、リヨンの美味しい時間に変わる瞬間だ。
わくわくしちゃうね。
どう?
早く、試してみたくなったでしょ?




こんな言い方も。
Ça s’arrose! ササローズ Santé! サンテ
祝杯をあげよう! お祝いしよーゼ! カンパーイ!



乾杯は、もともと 毒が入っていない証に行う儀式だったんだ。
こぼれるほど激しくぶつけ合って、確認し合ったんだね。

今みたいにガラスのグラスじゃ無理だけど、僕の好きな三銃士の時代なら金属や木、分厚い土の器で乾杯してたんじゃないかな。Tchin-tchin チンチン っていうよりは、ガン!ゴン!ガシャーン!って音だったんだろうね。

現代の乾杯は、毒の有無を確認するためじゃなくて、
楽しい時間を過ごしましょう!って意味合いが強い。

そこで、僕が注目するポイントは、視線だ。

乾杯をするとき、どこを見てる?

結構、グラスを凝視しちゃってない? 
相手のグラスに、軽く ソ~っと当てられるかってちょっぴり心配しながら。

食事の場面で、誰かが不安な気持ちを生む行為は本来NGだ。
硬い言い方をすれば、マナー違反になってしまう。

現代の乾杯の目的は、毒の有無の確認じゃなくて、気持ちを伝え合うこと。
だったら、そもそもグラスをぶつけ合う必要もない。
視線の先もグラスじゃなくて、相手の目を見たほうがいいじゃない。

ワインが注がれたグラスを軽く持ち上げて、相手の目を見て、「乾杯!」

その時に思う気持ちは、
「楽しい時間を過ごしましょう!」
なんだか、とってもお洒落。意味を考えたら仕草はもっとスマートになるよ。

軽くグラスを持ち上げ、相手の目を見て、Santé!






NOSTALGIE × AUTHENTICITÉ
ランスよりもフランスらしく 受け継がれてきた本物の味を 
chef

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