予約録画が欠かせない!
ちょっと今日はフランス料理から離れるけど、最近、ある番組にハマってて。
それは、裁縫コンテスト番組。
イケメン過ぎる審査員が話題をかっさらってるけど、真面目な裁縫勝ち抜きバトルだ!
「ソーイング・ビー」
出場者に毎回テーマが与えられて、制限時間内に作品を仕上げ、順位を競う番組。全員の裁縫歴はもちろん、ソーイング愛から、応援する家族の様子まできちんと描かれていて、続出するハプニングに観ているコッチまでハラハラドキドキ。感情移入までしちゃって、涙することも(!)ある感動エンターテインメント。
この番組で好きなところは、新しいテーマが与えられた時、司会者は裁縫に詳しくない設定なので視聴者目線で解説が入るところ。作り方だけじゃなくて、その服や技術のルーツ、発案された時代背景なんかも結構くわしく説明してくれるんだ。誰かさんのブログと類似点ある、でしょ?
そして、ことあるごとに「基礎が大事。」「基礎がしっかり出来るかを見たい。」と審査員が繰り返す。僕の料理に対する考えとまったく同じ。基礎がないアレンジはただの創作。出鱈目な仕上がりになるのは裁縫でも料理でも同じことなんだね。
いまから15年くらい前かな。
東京の専門学校でフランス料理を教えていた頃、毎年 2月に生徒の料理コンクールがあったんだ。全国の調理師養成施設に通う全生徒に出場資格があって、腕を競い合う。僕の学校でも毎年10名くらいが選抜されて、コンクールに向けて毎日のように特訓。全員に同じ材料、器具を用意して、制限時間を計りながら。この番組と似てるでしょ?
番組みたいに、「残り時間、あと、15分!」なんて声を張り上げることもしばしば。
彼らのやる気もすごいから、こっちも熱が入る入る。本気でぶつかったり、笑ったり、充実した時間だった。この番組を観てると、なんだかあの頃の自分を思い出すのかもしれない。
生徒たちの技術はプロとはいかなくても、何度も繰り返すうちにどんどん上達する様子が嬉しくてね。コンクールが求めていることは、とにかく基礎技術。春から現場に出る彼らに必要な、基礎の技術・衛生の徹底・返事・機敏な動作。1年間、僕たち教授陣が魂を込めて伝えてきたことの集大成とも言える。普段できてるはずのことまで、制限時間が設けられると難しく感じたり、ピーンと張り詰めた緊張感で普段の実力が発揮できなかったり・・・。
この番組と重なるところが多くて、かなりハマってるんだ。
そうそう、シリーズが「2」にかわって、いまは、「ソーイング・ビー2」。興味があればチェックしてみて。
ちなみに僕は裁縫はてんでダメ。針に糸を通せて、玉止めが出来るくらいかな。審査員パトリックの厳しい視線が刺さるようだ(笑)
料理用の、チキン針とタコ糸の扱いなら自信あるんだけどね。 |
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レストランの語源は【restaurer】レストレ「復元する・回復する」
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