まさか

フランス語って、発音が難しいってよく聞くんだ。
そもそもどんな音で読めばいいのかもわからない、って。

たとえば、
Bonsoir! こんばんは。
foie gras フォワグラ 
noix クルミ
poireaux ポロ葱
poisson 魚

これらすべてに共通してるスペルは、oi
オイって読む?
まさかね。

フランス語のルールで、oi と並んだら、[wa] と発音するんだ。


もう、読めちゃうね。

Bonsoir! ボンス
foie gras フグラ 
noix ヌ
poireaux プ
poisson プソン

ね。簡単でしょ?



でもね、まさかな出来事が。
フランス料理に欠かせない、ある野菜の単語が
このルールに合わないってことで、数年前にスペル変更しちゃった。
え!まさか?そんなことがあるの!って、すっごい衝撃。
なんだかわかる?

僕たちキュイジニエにとって、
いちばん馴染みのある野菜といってもいいんじゃないかな。
ショックだったなぁ。それは、

玉葱だ。

oignon オニョン

就職して、現場では新人はまず耳から音で聞くから
悩まず、オニョンは玉葱。みたいに覚えちゃう。
だからこのスペルに違和感を持ったことはなかったんだけどね。

oignon

でも発音のルールに当てはめると、ワニョン じゃなきゃおかしいよね。

で、フランスで議論になっちゃって、
言語の専門家のお偉い方の中で、おかしいじゃん!ってことになって、
フランスでも賛否両論いろいろあったみたいだけど、
2年くらい前から、玉葱は、晴れて、ognon に変更になりました。
これで、oi は [wa] と読むんだよって
このブログのあたまに書いた僕も責められずに済みます。ひと安心だね。



まぁ、時に、想像しないこと、「まさか」は起こるもの。

じつは、
厨房機器設備のトラブルが発生。

メンテナンス工事のため、2/11月 ~ 2/19火  休業いたします。
ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。
2/20水 から、営業再開の予定です。



~追記~ 2019年2月20日
無事、工事、終了です。
お待たせしました。




chef

 


ご予約はお電話で。
Tel : 087-813-2014

定休日は火曜日です。