冬のワイン

年末に紹介していた冬のとっておきのワイン。
寒い間は継続しようと思ってます。
なぜって?
だって、どれも、すんごく美味しいから、
1本だけじゃなく、3本とも味わってもらいたいからに決まってるじゃない!

それとね、

この3本のワインをきっかけに
いままでとは違ったワインの味わい方に挑戦して欲しいんだ。

ワインの違う味わい方。

そうなんだ。
ビストロでグラスを傾けてるのに、
ワイン好きな人に限って、
ワインスクールで勉強してるみたいに飲む人があまりに多くて。
知識は時として真実を見る邪魔になることもあるんじゃないかな。


どんなワイン?って聞かれて、
産地はどこだの、当たり年だの
花の香りやフルーツ、アロマだアタックだ余韻がどうしただの
そんなうんちくはソムリエさんに任しといて
飲み手は、楽しむために飲むんだから
頭じゃなく、心で飲もうよ!
って、提案なんだ。

そのための条件って言ったら固くなっちゃうんだけど、
フランスワインは、絶対、ボトルで飲むことをおすすめしてる。
その1本を飲む、1~2時間っていうその時間が必要なんだ。

ワインや料理のこと、フランスのこと、尽きない会話が弾むころ
ボトルの中のワインがゆっくりと違う表情をみせてくる。
それがフランスワインの楽しみ方。

1本としっかり向き合って、そのストーリーは完結するんだ。
グラスワインだと、映画の予告編で満足する感じ?
わかるかな?

基本は2人で1本。
だから4人なら、
同じワインを2本テーブルに置いたほうがちゃんと楽しめるってわけ。
映画のワンシーンだけ切り取っても面白くないでしょ?
同じことなんだ。


じゃぁこれから、
僕たちが飲んで心に広がったイメージも一緒に
とっておきの3本を紹介するよ!

このイメージは、ワインに潜む世界なんだ。
そのワインの本質が見えてくる。


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1本目は、フランスの庭・ロワールから届いた Vin Mousseux

あまりの美味しさに、思わず涙ぐんでしまった。
こんなになめらかなのどごし、綺麗な酸、細やかで美しい泡。
驚いた。
出会っちゃった嬉しさに、涙腺がね。

純白のドレスを纏った花嫁が思い起こされるスパークリング。
溌剌と胸を張った、凛としたその姿は門出の日に相応しい。

これは、感動を憶える奇跡のミュスカデだ。


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2本目は、花の都・パリから届いた Vin Rouge

パリ3区、テュルビゴ通りでつくられた輝くルビー。
力強くも、のびやかに広がるこのワインのブドウはサンソー100%

じっくり向き合うと、イメージされるあの風景。
舞台はオペラ座、熱気あふれるレッスン場。
エトワールを目指す子供たちの眼差し。

リズムとインパクトがあふれる情熱の赤だ。


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3本目は、南西フランス・ラングドックから届いた Vin Rouge

このワインを例えるなら、
大好きなあの人へ、精一杯の贈り物
想いを募らせる心優しい三女ベス。
そう、冬の日の、若草物語の世界そのもの。

優美な時間を紡ぎ出す、ふくよかな香り、
キレのあるコクと、心地よく流れるタンニン。
口にするたび深みを増す、恋する大人のための赤。


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どの世界に心を委ねるか。
そんなワインの選び方、楽しそうでしょ?

フランス料理店の楽しみ方は無限大。
本物のビストロだからこそできるこんな過ごし方。
ハマったら、もう抜け出せないからね。
覚悟はいいかな?


ランスよりもフランスらしく
受け継がれてきた本物の味を。
 


「本物のビストロ」の証 “Bistrots Beaujolais” に認定されました。
2017公式ガイドブック GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS

chef



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